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安っぽいなぁ、時が過ぎていけば不幸が薄まると誰に教わったの、歌でも歌っちゃう?

作者: 春葉あけぼの



らららー、時が流れると

らららー、何かが変わるとか


らららー、嘘をつくなよな

らららー、その眼に憧れちゃう


時計に支配される日常が怖くなり

この街を歩いて出て行くことにした


それでも遠くに見える希望を探していて

潔くないんだよな、わたし


今日は朝からカミナリが鳴って

心がワイワイ騒いでしまいましたよ


こんな日に出発なければならないと

気づいてはいるけれど


全てを片づける時間がなくて

いまもまだこの部屋で窓の外を眺めている


時計に支配される日常が怖くって

この街から出て行こうとしたけれど


出て行く時間まで支配されたくないからと

無風の小雨をしみじみと眺めているのだ


口はカポーン、あ、ポカーンか、ヤベ


ようやく憧れの歌をうたえるのだから

灰色の街並みが色っぽく色づけばいいのに


人にいえない不幸を

積み重ねながら生きてきた、の?


咲き誇った花の涙をみつけると

もう未来をわかった気になり


そっと見守ってくれる人がいるから

迷わずに出て行ける時間が欲しいの、だ


時は矢のように鋭く過ぎ去っていくよね

夜陰に紛れてね そんなテーマと時計があって?


じゃ、ヤイーン、あ、イヤーンか、マジ?


これでこの灰色の人生が色っぽく色づけばいい

世界は灰色でも、らららー、らららー、


うたって、ねー?


らららー、らん、らん、らん。



らららー、歌を歌ったら

らららー、しあわせ掴めそう


らららー、闇に堕ちるから

らららー、優しく連れていけ





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