表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

時は放課後。クラスの人間が一斉にガヤガヤし始め、多くの生徒が部活動に生き始めるこの時間。

きっと生徒の多くはこの時間を待ち遠しく思いその日を頑張るのだろう


だがそこには例外のある少年がいた。


「はぁー…行きたくない行きたくない働きたくない!俺はパラダイスにやっと入れたんだ!」


周りの生徒は机の上でまるでダークマターを錬成するように独り言を言っている瑛太に冷ややかな視線を向け始める。だがそんなこととは知らずさらに声が大きくなり大錬成を始めようとする瑛太。そんな時だ。


教室のドアが開く音が響く


「おーい、わざわざ迎えに来てやったぞ」

背筋が凍った。とりあえず寝たふりでもして影を潜めよう…。

僕はあまり高くもない背を思いっきり低くする。


だが、周りは違った。


「おいおい!あれってこの学校で1番かわいいって人気の大藪さやかじゃないか!?」

クラスの生徒一同が騒然となる。

どうやら校内でそこそこ名の知られた有名人らしい。僕は名前も知らんかったが……。まー暗躍してオタ道を突き進んでたらそりゃそうだよなー(笑)


そんなことを思っていると、大藪さやか?先輩は言った。

「すまんが、一廼穂に用があるんだ。彼は今どこに?」


ここで僕は思った。先輩から何故か俺と同じ臭いがする…。


一応否定しておくが、これは物理的にではなく間接的によるものだ。つまり、端的に言うと先輩は人と話すのが苦手な気がする。


視線は覚束無いし、頬は赤く、声は震えている。


そんな彼女を見て……

俺は近づきたくもない先輩を少し可愛いと思ってしまった。

如何なる人間もきっと自分と共通点があると思わずキュンキュンするはず…だよな?

まーこれは置いといて


とりあえず………………見つかった…。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ