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チート転生者は平凡を目指す  作者: 瓜生ヶ崎
9/70

2章3話 戦闘

初戦闘です。

主人公目線です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一人で飯を食っていると、なにやら慌てた表情で誰かがこっちに来た。

右目に意識を向けてみると、一人の女が二人の男に襲われているようだ。

女の方を注意してみると、


「ん?あれは?」

綺麗な金色の髪は泥で汚れていまい、着ている服もあまり清潔感があるとは言えない。

しかし特徴的なのは、長く尖った耳だ。

そして耳元の風の精霊は

「彼女はエルフなんだよ!でも追いかけられてるの!助けてあげると嬉しいな!」

そう言った。

精霊の願いは叶えたほうがいい。

その分いい見返りが期待できるからだ。

だが一つだけ聞かなければいけない事があった。


「あのエルフは俺の敵か?」


すると精霊は大きな目を丸くさせて、


「そんなわけないじゃん!君の敵になりうる生物なんてそうそういないよ!」

風の精霊そう言った。

「しいて言えば、ユーフェミアを追いかけるあの男の人達が君の敵になるかもしれないよ?」

「よし殺す、無慈悲に殺す」

修斗は何のためらいもなくそう言った。

風の精霊は苦笑いして、

「君はいつでも平常運行なんだね」

そう精霊は言った。それに対して修斗は、

「当たり前だ。俺の敵はすべて殺す」


そうしてエルフが俺の姿を確認すると

「あの!私を助けてくれませんか?」

と言った。


「最初に確認するが、お前を助けるメリットは?」

そう言うとエルフは驚いた顔で固まってしまった。

「え!ええ!?」

修斗は呆れた顔で

「なんのメリットもなくお前を助けるのと思うのか?」

「追われてるんです!まずは助けてくれませんか!なんでもしますから!」

「ん?今何でもするって?....」

そう言い切る前に男たちも俺たちを見つけたようだ。

その声を聞いたエルフは俺の背中にしがみ付いて隠れてた。


ジョン「へへへ、追いついたぜ姉ちゃん。おとなしくこっちに来な」

グイル「待ってください兄貴!見た事もような男がいます!」

ジョン「ん!なんだぁ?てめぇ!」


修斗は気の抜けた声でこう聞いた。

「一応聞くが、お前らは何者だ?」


ジョン「俺ら傭兵だ。依頼でそこのエルフの姉ちゃんを取り返しにきた」

目の前の男はイライラしながらそう言った。

グイル「いいからとっととその女をこっちに渡せ!」


「渡さなければどうするんだ?」

ジョン「ごたごたうるせぇ!分かってんのか?こんな森の中でお前を殺してもバレないんだよ!」

グイル「そうだそうだ!殺されたくなければとっととその女を渡せ!」


「...殺す?....誰を?....」

殺すと言う単語が聞こえてきた瞬間、修斗の気配が一変した。

グイル「お前だよ!お前を殺すと言ってんだ!早くその女をよk...」


そう言い切る前に俺は目の前の男の首を刎ねた。

いや、正確には俺の「不可視の召喚獣」が殺した。

いきなり目の前で味方を殺されたからなのか、

もう一人の男のほうが武器を抜いて咆哮し、俺の方に向かってきた。

すると、後ろのエルフが恐怖のあまりその場にへたり込んでしまったようだ。

「そこで座ってろ」

そうエルフの女に修斗言ったが、何も喋られないようだ。


ジョン「よくもグイルを!てめぇを殺して仇を取って、そのエルフの姉ちゃんを返してもらうぜ!」

そう言うと目の前の男は大きな剣で

ジョン「くらえ!剣技!「一刀両断!」

そう言って武器を振りかぶったが、その武器が俺に届くことはなかった。

もっと言えば、目の前の男は武器を振り上げまま動かなくなった。

ジョン「な!?動かねぇ!?どうしてだ!?」


修斗は不思議そうな顔で、

「あ?魔力を糸状にして相手を拘束するくらい普通だろ?」


ジョン「なに...言ってるんだ....てめぇ.....」

「もういい。話にならん。死ね」


そう言うと修斗は空中の手を入れた。

ジョン「...お前...空間魔法の...使い手か?....」


またもは修斗は不思議そうな顔で、

「空間魔法?これはただのアイテムボックスだ」

ジョン「....ふざけるな...アイテムボックスが空中にあるわけないだろ..」

「マジで話にならんな」

そう言うと修斗はアイテムボックスから一番弱い短刀を出した。


ジョン「なんだ....それは....」

「ほう、まだ話ができるのか。以外にHPは多いみたいだな?」

そう言ってるうちにジョンの肌はどんどん青白くなり、体も心しか細くなってきた。

ジョン「やっぱり....お前の....仕業か....」

「ああ、魔力糸を伝って相手の魔力を吸うくらい普通だろ?じゃないと生き残れないだろ?」


ジョンは微かな声で、

ジョン「....ふざ...けんな....この...化けm....」

そう言い終わるまでに修斗は短刀で目の前の男の心臓を突いた。


しばらくして、修斗が短刀を引き抜いた。

その短刀には一切血がついていなかった。

そして目の前の男の死体にも一切血が残っていなかった。

修斗は満足そうに短刀を見てこう言った。

「さすがは血抜き用ナイフ。返り血を浴びずに済むから便利だ」

振り返りエルフの方を見てみると、完全に気絶してしまったようだ。


「さて、どうしよう」

そう呟くと、

風の精霊「彼女を養ってあげてよ!きっと君の役に立つよ!」

そう俺に言ってきた。

「はぁ?なんで俺がそんな事しなくちゃいけないんだ」

修斗は心底嫌な顔をして風の精霊にそう言った。

「でも助けちゃったからには最後まで責任取ろうね!」

風の精霊は笑顔でそう言った。

「はぁ、まさか精霊に責任の話をされるとは...仕方ないな..」

そう言って修斗はエルフを抱えて家へと帰っていった。





エルフをお持ち帰りした修斗君!

次回!エルフと夜の戦闘!

始まりません!(笑)

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