1章 4話 現在
物凄い長くなりました、すいません。
修斗さん達が去ってから、暫くして、お母さんとお父さんの宿が物凄い繁盛しだしました。
なんでもギルドマスターが、【魔人殺しの英雄が泊まった宿】と正直に言ったみたいです。
それからお母さんのご飯を食べると身体能力が上がるとか、お父さんの装備は英雄が使ってたとか言われてて、物凄い勢いでお客さんが来るようになりました。
事実、ギルドで討伐系クエストの成功度が著しく上昇しました。
もしかしたら本当にお母さんとお父さんのおかげかもしれません。
そして修斗さん達は去ったあと、何人もS級冒険者を自ら申請する人が何人も出てきて、みな、魔人殺しのように街を守りたいと言っていました。
ギルドマスターもかなり厳しく選定しましたが、みんな本気で修行したらしく、むしろなれない人の方が少なかったです。
新しいS級冒険者の方々はその後、お母さんとお父さんの下で修行をしたらしく、一緒に修斗さん達がお母さん達に教えた森に食材を取りに行ったり、森でサバイバルしたりと、修行をしたみたいです。
それでもみんなこの街から出ていかなかった事は喜ばしい事でした。なんでも魔人殺しの英雄の代わりにこの街を守ると一点張りで、みんな心は決まっていたようです。
宿の方は、お客さんのおかげでで資金もかなり貯まったので、お母さんとお父さんがヴィクトに支店を出しました。
しかしその時ヴィクトは魔人の襲撃が武闘大会中にあったみたいです。
それで、街の冒険者がお母さんとお父さんの評判を聞きつけたらしく、支店を出して間もなくですが、他の店のどれよりも繁盛しました。
元よりあったお店との衝突もあったみたいですが、それ以上に人当たりがよかったのでなんとかなったみたいです。
ヴィクトでは元々冒険者が多く、皆向上心が非常に強かったので、ムークの街での評判を聞きつけてからはさらに繁盛しました。
それからヴィクトの街でも多くのS級冒険者が出たようです。
ヴィクトでも魔人殺しの英雄の話は伝わっているらしく、また自らS級に志願する冒険者が出てきました。
そこで街の領主は武闘大会で優勝した人をS級冒険者にすると言うギルドマスターとの約束をしました。
そうしてヴィクトの街の冒険者の質は一気に上昇し、世界で一番良い戦いが見れる街としてさらに有名になりました。
お客さんの中にバルトと言う執事さんがいたらしく、その人曰く、修斗さん達はマナマスと言う街に行ったかもしれないという事で、マナマスにまた支店を出しました。
ちなみにお母さん達は本店や一個目の支店は全て弟子入りしたS級冒険者達に任せているみたいです。
話がずれましたね。
マナマスと言う街ではつい最近まで温泉に入れなかったようですが、いつのまにか入れるようになってたようで、お母さん達はこの機会に乗って、魔人殺しに英雄が止まった宿という事を大々的に宣伝して、マナマスでも一気に有名になりました。
そのあと、源泉の山で魔物の氾濫があったらしく、その時にお母さんとお父さんが自ら退治に行って、更に人気になったようです。
実はその時から魔物の大軍が迫ってると言う噂は出回っていたのですが、数十年の間魔族と人間は停戦してたし、温泉がまたが入れるようになった事の方が重要だったので、誰も気にしてませんでした。
それから数日して、お母さん達はムークの街に帰ってきました。
そして久々に宿に帰ると、お客さんが見たピリピリしていた事に気が付きました。
弟子達に聞いたところ、数日前に魔族が本当に人間に侵攻を開始したようです。
それから私達一家はすぐに戦う準備をしました。
お父さんは大量の武器や装備を国に売り出し、どんどん増える弟子達を使って前線に装備の補給などもしました。
お母さんは新しい携帯食料を開発したようで、各国からの発注が殺到しましたが、同じくどんどん増える弟子達を使ってうまく供給を間に合わせたようです。
その後お父さんとお母さんは弟子達の提案で【そよ風商会】を開きました。
国を相手に取引をしていたのと、弟子の中に【商業と儲けの神】の加護を受けた人が何人もいたらしく、その人達に金策を丸投げしていたら、いつの間にか巨大商会になっていました。
それからは戦いが悪化していったようで、国からの発注もどんどん多くなっていきました。
なんでも【戦場の悪魔】と言われる怪物が出現したらしく、更に戦いが悪化していったようです。
それに比例するようにうちの商会はさらに勢力を増していき、ついには他の商会を買収しだしました。
それから暫くして、魔族の王が消滅し、各地の魔族や魔物の統制が一気に崩れだしました。
私達の商会はさらにいろいろな事業に手を出しました。
農業
工業
運送業
サービス業
傭兵業
今では数え切れません。
今では世界で最も巨大な企業になりました。
この学園、そうですね。学校と言われるあらゆる人に知識を教える場所です。
それもうちの企業の一つなんですよ?
また話がそれました。
魔族との戦争が終わった後、今度は国対国の戦いが始まりました。
魔族との戦闘で、いろいろな事が明らかになりました。
各地で大陸の正確な地図が作られるようになりました。
この世界は5つの大陸からなっていました。
多種族多文化の中央国家
私達の住んでいる国ですね。
南の海洋国家
西の工業国家
東の【和】と言われる国家
そして未だに詳しい事が分かっていない北方大陸
この5つの大陸から世界はなっていました。
それぞれの国一本の細い大陸をつなぐ道でつながっているようです。
中央国家についてです
防壁と貿易の街 ムーク
武闘の街 ヴィクト
癒しと温泉の村 マナマス
他にも多くの街や村があります。
専門家はこの大陸【中央国家 ミドル】と名付けたようです。
一年中涼しく、快適ですよね。
全ての国家と貿易をしており、物流で世界最大の国家になりました。
正直言うとうちの企業が最大にしたんですけど、まあいいですよね。
南の海洋国についてです。
果実と楽園の帝都 サウスランド
と言われる国家が大陸の全てを支配していました。
大陸は一年中温暖な気候で、日照時間が長く、漁業などが盛んですが、今では快適な海を中心に観光業も盛んになってきました。
海人族と言われる人が多く、熱帯果実の輸出や海鮮類の食料貿易でミドルと最も友好的です。
サウスランドには皇帝と言われる国家代表が世襲制で存在して、その人とうちの企業は食料品と、海上兵器や対潜兵器などの貿易でうまくやり取りして、今ではサウスランドの兵器は全てうちの息がかかっています。また、うちに企業から何人も人間を派遣していて、それぞれその国家で重役についているようです。
流石はうちの企業ですね。
西の工業国家です。
【貴族国家 グランデ】と専門家が名付けました。
夏と冬の二つの季節...うーん、ある時期を境に大陸全体が寒くなったり暑くなったりすると思ってください。
貴族と言われる階級社会を築き上げています。
大公、侯爵、辺境伯、子爵、男爵、騎士と上からそうなっており、男爵以上は納税の免除など、さまざまな特権があるようです。
元々は小麦と言われる農作物を中心に貿易していましたが、お父さんが鉱山と鉱脈から非常に良質な鉱石が採れる事を見つけると、真っ先に買収しました。世界中のうちの企業の武器屋などは全てここで作られ、ここから輸出しています。
ちなみに現存する侯爵以上は全てうちの企業の人間です。
お父さんの息が一番かかってる国でもあります。
東の国家についてです。
皇帝が大陸を統一しています。
【和の国】と専門家が名付けました。
四季と言われる季節があります。
皆、髪の毛が茶色ですが、皇帝一族は皆、修斗さんと同じ黒髪黒目です。
元々戦乱の国で、当時幼かった皇帝を手に入れて力を手に入れようと各地の将軍が戦争をしていましたが、魔族との戦争でそんな事をしている場合じゃないとわかったらしく、将軍が手を組みあって魔族と戦い出したので、うちの企業から手を回して、いろいろやったおかげで、今では各地の将軍や皇帝すらうちの企業に忠誠を尽くしてくれています。
サイラと言われるピンク色の木になる花が世界一綺麗で、それを見ながら地酒と言うお酒を飲むのが人気だそうです。
最後に北方国家です。
あらゆる魔法や手段を使っても何も分かりませんでした。
あらゆる大陸から北方大陸に向かう道の途中で物凄い深い霧が常時発生していて、霧が黒い間は無理やりくぐると死ぬ事が分かっています。
霧が白い時に行くと中に入れるらしいですが、霧の中の事は何も分かりません。
なぜならあまりに北方大陸が苛烈で、探索隊は基本的に全滅するからです。
あらゆる兵士、軍隊、兵器、探索隊、それら全てが帰還できていません。
ごくまれに生存者が帰ってくるのですが、みな世にも恐ろしいものを見たようで、帰還数時間後には皆舌を噛んで死ぬか、いつのまにか心臓が止まっていました。
なので北方にはうちの企業すら手を出せていません。
恐ろしいです。
ある日、北国の境界から手紙がこちら側へ投げ入れた事があって、そこには
「我々は独立国家である。中立であるため、どこともかかわる気はない」
とだけ書かれていた。
ゆえに目前わかっているのは、北方には国家があるという事しかわかります。
ちなみに国対国の戦争を止めたのもうちの企業のおかげです。
なのでほとんどの国はうちの企業には頭があがらないそうですよ。
次は魔法についてです。
魔族との戦争や国家間戦争で目覚ましい成長を遂げました。
詠唱や魔法陣はもはや古代文明と言われ、今は誰も使えません。
と言うか使える人は皆、死んでしましました。
今はうちの企業が独占販売してる【デバイス】と言うものが流通し、常識化しています。
デバイス
これは先ほど私がしていたように、魔力にのみ反応する【コード】と言われるものを入力します。
このコードは決まった形で打ち込むと、魔法が発動します。今は魔術と言われていますが。
簡単な魔法ほどコードは短いのですが、大魔法になると物凄い複雑で奇怪なコードになっています。
詠唱魔法や魔法陣と一緒ですね。
このデバイスはお父さんとお母さんの最高傑作と言われていて、これを境に魔法はがらりと姿を変えてしまいました。
ちなみにコードはお父さんしか生み出せません。
一般的に出回っているコードは昔で言所の中級5属性までです。
それ以上は国家重要級の方々にしか伝わっていないそうです。
それのおかげで魔法は
【高威力】【広範囲】の【魔法】
から
【高速】【隠密性】【無痕跡】【最低限】の【魔術】のように変わりました。
今では汎用デバイスの作り方が公開され、下級コードも公開されるようになりました。
おかげで【魔法】は失われ【魔術】に姿を変えました。
名称も変わりました。
【魔法使い】から【魔術師】へなりました。
コードを入力する人は
【コード技師】と言われています。
え?今の年号?
そうですね、かれこれ200年くらいたってますよ?
え?私の年齢?いやです教えません。
一つ言える事は。私とセイラはハーフエルフと魔族であるお母さんとの混血児ですので、超・長命ですよ?
詳しい年齢は内緒です。
と言う事で、「現代魔術師編」始まりますw




