1章15話 マリネの過去
ちょっと卑猥かもしれません。
そう言うのは辛いからは飛ばしてください。
後書きに要約します。
次に私が目を覚ましたのは、ベッドの上だった。
私の両手は鎖のようなものでベットの天蓋に吊るされていた。しかし両足は動く事を確認した。
そうしてはっきりと周囲を確認する余裕が出来ると、私は家具がないか探した。
どうやら何処かの部屋らしく、部屋全体が甘い匂いで覆われていて、部屋自体もピンク色だ。
どこかに鎖の鍵が無いか探していると、横からギシギシと音が聞こえて来た。
これは恐らく何かが動いている音だと思い、音の方を見てみると、
ピンク色の男が女が体を重ねていた。
「おや、起きましたか?マリネさん?」
その男は事を終えたのか、女のベッドからこちらへ来た。
よく見ると女は酷い姿だが、どこか満足げに放心しているようだ。
「ああ、彼女は私に耐えられなかったんです。恐らくあのまま二度と意識が戻る事はないでしょう」
私は気になって聞いてみた。
「その女を、どうするんだ?」
するとその男はどうでも良さそうにこう言った。
「ああ。アレはもう要らないので、部下のゴブリンにでもあげておきましょう。子を孕めば上々、そうでなかったらゴブリンの餌になるだけです」
「貴様っ!何様につもりだ!」
私はそれを聞いて激怒した。
「遅れました。私の名はエロース、【美王エロース】で、四魔人の1人です」
私はそれを聞いて絶句した。
四魔人は魔族の中でも最も強いと言われている四人の魔人。ムークと言う街で四魔人の1人であるガリウスがムークのギルドマスターによって倒された事は聞いていたが、まさかこのヴィクトの街に、いや、私の目の前にいるとは気づかなかった。
「さて、マリネさん。私の名前も知った事ですし、始めましょうか」
そう言うと男は私のいるベッドに乗り込んで来た。
「ああ、魔法等は発動できないような材料の鎖を使っているので諦めてください。ああ、美しい、何度見てもあなたは美しい、鍛え抜かれた美しい脚、滑らかなボディライン、大きく膨よかな胸、ああ!もうたまりません!」
そう言うとエロースといった男は私の脚をまじまじと見つめた後、いきなり舐めて来た
「ひっ!」
私はあまりの気持ちの悪さに蹴り飛ばしたが、逆に口で咥えられてしまった
「うーん。香ばしい。」
目の前の男は私の足を口に入れてそんな事を言い出した。
私は急いで足を引っ込めると、その男の胸を蹴り飛ばそうとしたが逆に掴まれてしまった。
「くっ!いっそ殺せ!このような事をして何が楽しい!」
そう言うと男はいきなり高笑いを始めた。
「あっはははははははは!私はですね」
そう言うと同時に物凄い勢いで私の眼前まで迫って来て、肉食獣のような顔でこう言った。
「屈しない女を無理やり犯す事が何よりも至福なんですよ」
その言葉を聞いて私は思い出した。
昔、私が騎士団長について間もない頃。
その頃私は自宅に多くの新入り騎士達を呼んで、昼夜みっちり鍛えていた。青年や壮年の男ばかりの中で女は私が1人だったのが祟っのだろう。
ある晩、私は教え子である騎士達に犯されそうになった。
幸いにも異変に気付いたバルトが複数の騎士達を全力で止めたからよかったものの、あと少しバルトが来るのが遅かったら私はきっと騎士達に犯されていただろう。
それから私は誰とも関係を持つ事をやめ、屋敷にはメイドとバルトしか入れない事した。
幸いバルトは老年だし、既に生涯を決めた女性に先立たれて、あとを追うまではしっかりと私の面倒を見ると言ってくれた。
それから数年して、私はようやくそのトラウマから脱却し、騎士団に復活した。その時に私の代わりに騎士団を指揮していたのはセラで、セラ曰く、「お前を犯そうとしたやつは全員殺した。計画立てたやつや傍観したやつら含めて全員だ。死体は山の奥で魔物の餌になっている。私はもうここにはいられない。だがもうお前にバカな事をする奴はいないだろう。安心してくれ」
セラが旅立つ前日、私はセラの胸の中で存分に泣いた。
その時に初めて涙を流したのは、きっと今の今まで現実感がなかったからかもしれない。それからはセラに貰ったメニューで死ぬ気で騎士団員も自分も鍛え直して、乗り越えたと思った。
「おや?貴方…過去に強姦されそうになってたんですね?ふふふ、【リコール】」
男がそう言って私に魔法をかけると、私は私を犯そうとした男達の顔を思い出してしまった。そしてその時の事の前後も全て
「いやぁあああああああああああああやめてぇええええええええええ!」
気づいた時、私は既に私ではなかった。まるで狂人のように喚き散らかしていた。
それを見た男は熱が冷めたようにこちらを見てこう言った。
「はぁ。なんと醜悪な。もういいです。あなたに用はありません」
そう言って男は部屋から出て行ってしまった。
暫くして、代わりに入って来たのは、裸のオークだった。
股間のモノは禍々しくいきり立っており、私は犯されるのだろうと思った。
「いやだああああ!こっちに来るなぁあああああ誰か助けてくれぇええええ!助けて修斗ぉぉおおおおおおおおお!」
無意識にそう叫んでいた。なぜ修斗の名を呼んだかはわからない。もしかしたら心の底では結構修斗を頼っていたのかもしれない。どちらにしろその選択は正しかった。
私のベッドの側の窓から、
修斗が窓を突き破ると同時に、見た事も無いような魔導具でオークの頭を全て撃ち抜いた。
要約
マリネさんは昔、新入り騎士に純潔を散らされそうになり、トラウマができた。そしてエロームがそれを呼び起こした。またもや純潔を散らされそうになった時に修斗君が助けてくれた。
やべぇ修斗くんイケメンすぎ…




