1章10話 2人目の魔人
またもは魔人が出てきます。
それから二カ月
修斗はマリネのあらゆる鍛錬に必死ながらもついて行き、騎士団の中でも一目置かれるようになった頃の話。
「マリネさん。今日の訓練はお休みします」
「ん?珍しいな?そうか、一週間後に武闘大会だから、コンディションを整えたいんだな。分かった、暫くは自由参加でいいぞ。今の修斗なら騎士団へはいつもで遊びに来ていいしいつでも入団を待っているからな!」
マリネさんは笑顔でそう言った。
「ありがとうございます」
そう言って朝食後に、修斗はマオだけを呼んで街の外に出た。
街の外れの森にて
「マオ、お前と同じ気配がする」
「ええ。恐らく私の仲間でしょう」
修斗はそれを確認すると、声を張り上げた
「おい!誰かいるんだろ!出てこい!」
暫くすると、木の影が歪み、そこから1人の魔族が出て来た。
ピンク色の肌に、いわゆる細マッチョ、よく見ると尻尾に一対の蝙蝠のような翼があった。
「これはこれはマオ様。相変わらず見目麗しゅうございます、ああ!我が主人!至高にして麗美な少女!今は淑女のようですが、私はどちらでも構いません!」
そう言うとその悪魔は目をピンク色にしてマオをじっと見た。
「はぁ。他の種族の雌ならいざ知らず、私に【魅了】は聞きませんよ。エローム」
修斗は見た目と魔法を聞いてある存在を思いついた
「…インキュバス?…」
そう修斗がエロームに言うと、エロームは物凄い剣幕で修斗に怒鳴った。
「誰が話していいっといった男!この私に話しかけて良いのは美女だけだ愚か者が!」
「エローム!控えなさい!私も前でそのような発言は許しません!」
「はっ!」
エロームはさっきの剣幕はどこかへ行き、マオの言葉に素直に従った。
「それで、エローム、何しにここへ?」
するとエロームはマオの手の甲を取って軽くキスをしてこう言った。
「あの街に私の新しいコレクションを見つけました!ああ!素晴らしい素材です!ぜひ私のハーレムに加えたく思い!やって来ました!名前は…そう!マリネ!」
マオはその名前を聞いた瞬間に顔をしかめた。
「またですか…いいですかエローム、あなたがハーレムを作るのは構いませんが、人間ではなく同じ魔族にしなさいと言ったじゃありませんか!」
「は。しかし、私に見立てでは貴方様に次ぐ素晴らしい素材!是非ともこの手に入れたいのです!」
「ダメです!マリネさんは私達の恩人です!!」
マオがはっきりそう言うと、エロームは一瞬顔を怒りで歪めたが、了解の意を示すと、またマオの手の甲にキスしてテレポートゲートを開いた。
ゲートを潜る前、エロームは修斗に一方的にテレパシーと飛ばして来た。
「我が名は【美王エローム】、貴様がガリウスを殺し、我が王マオを籠絡した事は知っている。武闘大会の日に貴様の奴隷とマオ、そしてマリネは貰ってやる。それまでにせいぜい愉しんでおくんだな」
マオは修斗にそばによるとこう言った。
「すいません旦那様、エロームはかなり女癖が悪いやつなんです。今までは魔族を当てがっていたんですが遂に人族にも手を出すようになってしまいました」
マオは申し訳無さそうにそう言うと、キスをされた手を水魔法で洗っていた。
「…構わん…」
修斗はぼそりとそう言った。
それから修斗はマオと黙って街へ戻って行った。
自室にて
「ユー、マオを見張っててくれ。また魔人が出た」
「な!?本当ですかご主人様!?」
「お前らは武闘大会に出ろ。俺は別で動く」
「そんな!旦那様!これは私の問題で…」
「【黙って従え】」
マオとユーは何も言えなくなった。
2人は修斗がかなり頭に来てるのだと気づいて、暫くおとなしくしてる事にしました。
修斗はメイドにマリネさんに暫く帰れないからその間はユーとマオを頼むと伝言を伝えるように言った。
マリネはその事を聞くと残念そうな顔をした。
「そうか。暫く私と一緒に訓練してくれるやつはいなくなるにか?…」
自室で月を眺めて睡眠前のホットミルクを飲んでいたマリネは寂しそうにそういった。
マリネ「…(´・ω・`)…」




