3章18話 まおー
まおーの話です。
修斗がダンジョンを踏破してから数日。
全国の首脳に、ダンジョンが踏破され、魔王が弱体化した事が伝わった。
そんなある所ある場所
「お二人とも?出番ですよ」
「「はい」」
無表情で無感情な桜井と倉田はそう言った。
「現在、災厄の魔王は中央大陸の一番下、ムークの街に向かっている。これ以上被害を出さないために、今すぐ魔王討伐に行ってちょうだい。大丈夫。最高傑作のあなた達ならきっと倒せるわ」
「「はい」」
そうして2人は魔王の所まで転移した。
「次の敵はお前らか」
青い肌、背の高く、筋肉隆々な体つき。頭の上には二つの禍々しいツノが二つ、周りの木々を枯らしながら魔王は歩いていた。
「「……」」
「何も言わないのか」
桜井は無言で【剣舞:聖剣乱舞』を使った。
桜井は他の勇者とは違って聖剣を必要としなかった。
【聖魔法】の適性があったからだ。
【聖魔法】を武器に纒わせればそれだけで『聖剣』になるからだ。
「貴様…作られた勇者か…」
魔王は少し驚いたようにそう言った。
「つまらん…」
魔王は勇者の剣を素手で受け止めた。
「ふん!」
魔王はそのまま力を入れると、剣を片手で握り折った。
「【勇者魔法:滅魔賛勇】」
倉田は先程からずっと詠唱していたようで、【勇者魔法】を魔王に撃った。
「ぐおおおおおおおおおお!効くぞ!効くぞ勇者よぉおおおお!」
魔法の効果が切れた後、魔王は身体が少し蒸発していた。
「ふふふふ。効いたぞ勇者。面白い」
「【剣舞:八剣聖斬】」
「【勇者魔法:ミューセイズ】」
八剣聖斬:体の周りに6本、両手に一本ずつ持ち、合計8本持って魔王に斬りかかった。
「ほう。8本か。今回の勇者は有能とみた。【十剣滅勇】」
魔王は同じように10本で応戦した。
「ふははははは!楽しいぞ!もっとだ!」
魔王は周囲に展開した剣だけで桜井を押さえ込んだ。そして倉田の方を見ると、「【アービントン】」
上から降り注ぐ光の奔流を魔王は自身から発する闇の奔流で撃ち返した。
「ほう!かなり魔力を使ったぞ女!もっとだ!」
しばらく魔王は2人の相手をしていたが、ふと、こんな事を思った。
「…つまらんな…」
そう思うと魔王は20本の剣で桜井を拘束し、闇の拘束魔法で拘束した。
「ふふ。まさか魔王である我が聖なる者の魔法を使うとはな。皮肉よなぁ…」
そう言うと魔王はとある魔法を使った。
「【解呪】」
すると、2人の目に光が戻ってきた。
「「ここは?…」」
「【拠点転移】」
魔王は本来自分に使うつもりだった魔法を桜井と倉田に使った。
桜井と倉田が帰ったのを確認したあと、魔王は自分にかけられたとある魔法を解いた。
「ふぁ〜。この魔法疲れる〜」
青い肌で筋肉隆々、頭にある二つの禍々しいツノはどこかへ行き、目の前に残ったのは、褐色の、可愛らしいツノが二つ生えた、裸足で白いワンピースを履いた裸足の小さい女の子がいた。
そして少女は周りに人がいないのを確認したら、独りでにそばの倒木に腰かけた。
「はぁ〜。強くして大きい魔王の姿をするには疲れるのです〜。なんでこんな可愛らしい木々を枯らしながら歩かないといけないんでしょう〜」
小さな魔王はその愛らしい手でそっと花を愛でた。
そして、知らぬ間に1人で涙を流していた
「…ぐすっ……もう嫌です……なんで私が…魔王…ぐすっ…なんかに…もう嫌だ……こんなの…辞めたいよ…」
「なら辞めればいいんじゃないか?」
「そうですね。そんなになるくらいなら辞めた方がいいと思います」
修斗とユーは倒木に座った小さな魔王にそう言った。
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名前 桜井
職業 勇者
出身地 地球
Lv 247
HP 7800
MP 5800
攻撃力 4000
筋力 3800
防御力 4200
持久力 5400
魔力 3000
速力 2700
称号
勇者
魔族殺し
同族殺し
剣の申し子
剣聖の弟子
スキル
勇者魔法
剣技:勇者級
戦技:勇者級
回復魔法:勇者級
近接格闘:勇者級
剣舞:勇者級
暗殺剣:勇者級
加護
戦神の加護
勇王の加護
名前 倉田
職業 勇者
出身地 地球
Lv 230
HP 6000
MP 8000
攻撃力 4900
筋力 2800
防御力 3000
持久力 7000
魔力 8900
速力 4000
称号
全属性持ち
勇者
魔法を極めし者
魔術を極めし者
複合魔法師
複合魔術師
スキル
複合魔法:勇者級
複合魔術:勇者級
五属性魔法:勇者級
五属性魔術:勇者級
回復魔法:勇者級
加護
回復女神の加護
魔法王の加護
まだまだ続きます。




