傭兵集団
「普通異世界から来た人は皆特殊な能力に目覚めているのに、何故悠はあんまり凄そうな能力じゃないんでしょう?」
純粋なサキの疑問に悠の心にサクサク矢が突き刺さる。
「お客様の能力はドアの中心に黒い空間を作れる能力で、自分だけ隠れる事が出来ます。精々いかがわしい本位でしょうか?」
「メイド物でも隠そうか・・・」
「変態・・・」
「悠?・・・・・・・・・・・・・」
「冗談だから!今の流れは冗談だから!そんな目で見ないで下さい!」
するとサキが耳を寄せてヒソヒソ話して来た。
「ルベリーの事一目惚れ?手伝いましょうか?」
「ちっっっっっっっっっっっがーーーーーう!」
ワイワイやっていると、馬車が停車した。
「あれ、馬車止まって無いか?」
「今日は日暮れ前に森を抜けれそうに無いのでここに停泊します。ついでに一緒に来てください。後ろの馬車に護衛の方達がいるので紹介致します。」
そう言ってルベリーは馬車から出ていってしまった。
「他にも誰かいたのね。・・・・・今までの聞かれてるのだろうか?」
そう言ってルベリーについていく。
後ろの馬車はかなり簡素だが、構造はしっかりしていて、乗り心地よりも機能重視した感じだ。その中に6人の護衛がいた。
「こちらさっきネズミの餌だったちーz・・・・悠です。」
「ネズミの餌引っ張るねー!そしてネズミはチーズはあんまり食べないからね!」
「こちら朱雀門区域護衛兵団団長ウィリアム アーメイルズ様です。」
「私があのウィリアム アーメイルズだ。私の事は団長と呼んでくれたまえ。モンスターごときに遅れなど取らんよ。私を倒すならナイトメア級を連れて・・・・
ルベリーが途中で無視して話し出す。
「こちら副団長のクルルカント アーファイス様。彼女が貴方を助けてしまいました。」
「よろしくお願いする。私の事はクルルとでも呼んでくれ。しかし礼はサキお嬢様へ。あの方のご命令がなければ私は通り過ぎてただけでしょうし。」
「いや、助かったよ。結果的に助けてもらっちゃったしありがとう。そして宜しく。」
次々ルベリーは紹介していく。
「メガネの方が衛兵3段ニコラス ケイジ様、赤髪の方が衛兵1段クライン テイク様、黒髪の方がプラマラス テインクル様、黄色の髪の方がちーzu・・・じゃなくてチーザース レイム様です。」
「えっと皆さんよろしくお願いたします。」
悠が挨拶すると、
「よろしく」
「いぃぃよろしくーーー!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「だからチーズじゃねーって!悠か・・よろしくな」
それぞれ紹介にあった順番で返答する。
(ルベリーちゃんチーズ好きなんだ)と思ってると・・・・。
「私はチーズも好きですよ。ただ黄色いのは嫌いですが。」
「誰が黄色いの・・・だ。こっちも嫌いだっつーの」
何か仲が悪いみたいだ。
・・・・であるからして私の戦闘力の凄さわかっってくれたかな?悠少年!!」
「え、(今までずっと喋ってたんだ。当たり前だけど聞いてなかった。)」
「そうだろうそうだろう‼驚くのはまだ早い」
まだ永遠に続く気がしたので
「そういえば今日はここに留まるんですよね?僕もお邪魔してても良いですかね?」
「おういいぞ!このウィリアムに任せておきたまえ!私が一般人の君に傷一つ負わせずに王都に行ける事は確実だ。任せたまえ。何故なら・・・・・
当然のように団長を無視してクルルが話し出す。
「心配無い。1人増えた所で食料が尽きるような事にはならない。だが、少し私達の事を手伝ってくれると助かる。」
「あぁ、俺が出来ることなら何でもやりますよ!なんたってゼミではキャンプの帝王と呼ばれてますから!」
ウィリアムの話は未だに終わらず次の話へ。このキャラをテンプレートで持っていく予定ですので、期待せず合掌願います。後数話のいのt・・・