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最弱研究者の異世界探行  作者: 鏡華楓月
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カーネーション

ガラガラ!と車輪が回り時々石を踏んで跳ねる音がする。ふと起きると

「お嬢様!お嬢様!ネズミの餌が動きましたわ‼」

「本当?」


どうやら馬車に乗っているらしかった。自分は今座席の上に横たわらせられていて、青髪のメイドさんの膝枕をしてもらってる


「あ、あのう・・・・(ネズミから助けてくれた?って膝枕?)」

「下僕が増えましたねお嬢様!!」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・失礼しました」

高速で飛び起きて馬車から飛び降りようと体をお越しドアを開ける・・・・・がそこで手が止まる。


「嘘だろおい・・・・巨大な鷹、魔女の帽子を被った豚、白百合のような花が自走してる・・・」

「何言ってるの?この辺りは魔物地帯よ。知らずに足踏み入れてた訳ないわよね?!そしてルベリー、私に変な趣味は私にないわ」

青髪の少女はにかっと笑った。どうやら悪いようには扱われないらしい。今飛び出す方がよっぽど悪い結末しか辿らないのでドアを締める。別に怖くなんてない。魔物何て・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「魔物地帯?取り敢えず異世界召喚ってやつか!」

「異世界召喚?異世界召喚って言ったかしら?」

「あ、ああ、多分」

「50年位に一人異世界から迷い混む人がいたらしいという話を聞いたことあるけどあなたがそうなのね!たまたま通り掛かったから良かったけどもう少しで食べられちゃう所だったわよ。」

「あ、そうだ!助けてくれてマジサンキューです!そしてこのまま安全な所に連れてって下さい!」

「い、良いわよ。乗り掛かった船だし。先ずは自己紹介ね」


お嬢様と呼ばれた美少女は悠が座席に座るのを待ってから名乗った。

この時悠は思った。誰かに似ていると。


「私の名前はサカキア・カーネーションサキってみんな呼んでるは。こっちのメイドはルベリーっていうの」

「坂城茜?じゃねーか。いや、忘れてくれ。俺の名前は黒木悠って言うんだ。宜しく。」

「坂城茜?・・・まあ良いですわ。私は朱雀区画領主カーネーション家に仕えておりますルベリーです。以後お忘れ下さい!」

「あれ、青メイド何か冷たくね?」


「今は大切な旅の途中なのです。異世界だか他界だかわからない自殺願望放浪者に関わっている暇は・・・」

「ルベリー、お客様に失礼よ!謝りなさい」


悠は手を振り制止した。

「いや、見ず知らずの俺を助けてくれたんだ!そりゃあ警戒されても不思議じゃないよ」

「お客様、スミマセンデシタ」

「いや、気にしてないよ」


それから悠はサキとルベリーに自分がどういう所から来たのか買いつまんで話した。


「つまりコンビニ?っていう建物がゲートとなって魔術的力でこっちの世界と繋がったって訳ね!」

「そうそうそうなんだ。こっち来たときはマジビックリだったぜ。

「お客様の話は私には信じがたい事ですわね。」


次にサキとルベリーにここがどういう所か聞いた。

『四門国』という王国の外れに居るらしい。中級冒険者が何人も命を落とす難所で有るらしい。また王国は4つの領地に別れてて、政治はその領主に任されているらしかった。今重要な会談の1つが終わって帰還する途中とのこと。次の会談の準備を早急に行い直ぐに出発しなければならないらしかった。


「だから王国の安全地帯まで行ったらお別れね!ごめんなさいねあまり何もしてあげられなくて」

「いやいやいやいや!充分助けてもらったから。謝る必要も無いって。ってサキちゃんかなりお偉い様!!?」

「お客様安全地帯でサヨナラです」

「何で敢えて繰り返したの?」


そんなこんなで馬車は走る。安全地帯を目指して。しかし、悠はまた事件にまきこまれる事を微塵も予感すらしない。


(何かRPGにしては即死イベントと、美女と知り合った・・・と思ったらただの知り合いで終わるグダグダに予感しかしない)

改めてこんにちは!そして改めてネーミングセンスなさに絶望しております。読んでいただけたら幸いです。

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