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最弱研究者の異世界探行  作者: 鏡華楓月
17/19

遅くすみません。ゆっくり更新です。最後ほんのりと少しグロいので苦手な方は犬辺りでブラウザバックお願いします。

 悠は徒歩20分で川まで歩く。勿論ルベリーに水は自分で取ってくる様に言われたからだ。


 悠は歩く。三つの桶を持ちながら・・・。




「なんでやねん!」




 虚空に突っ込むも、勿論拾ってもらえる人はいない。何故なら、ルベリーについでに水を汲んで来て欲しいとお願い(命令)されたからだ。



『ついでなので水をこの桶に汲んで来なさい。』

『え?ここから遠くない?しかも三つ?腕は二つだよ?』

『たかが20分程です。持ち方くらい考えて下さい。お猿さん。』




 というようにお願い(説得)されたからだ。決して屈したからではない。



『俺も水のみてー!あーでも時間掛かるんだよなー。行って戻ってくるの』

『あー悠が持ってきてくれたらなー。仕事が進んで、休憩時間に時間掛からないのになー』


『えー!こんなもやしに行かせるのかよ』



と抗議すると、後ろから綺麗な奥さんを連れたマッチョな男の人が来て…。


『悠!筋肉はモテルぞ!』






「違う!べ、別にモテたいとかじじゃ、ななくて…。」




 と一人ごちるも全く虚しい事に気が付いた。







 川に辿りつく。ここは本当に自然に出来た川だ。本当に蛇行している。幅はマチマチだが、平均凡そ5m程ある。水深は浅いが、氾濫した後なのか、氾濫後の線が岩や木についていた。





「あー生き返る!願わくばもう少し冷たいとなー。」





 夏の様な気温の中で飲める水としては冷えている方だった。そしてそれは人間だけでなく…。





「え?」




 川の対岸に黒い犬がいた。その赤い目と悠の目が合う。



直ぐに犬が川に入り渡って来る。悠は咄嗟に動けなく、振り向き様に躓く。派手に転倒する。咄嗟に振り回した桶が犬に偶々当たる。



「ぎゃう」



 寧ろ怒らせたのか、殺気を感じて悠は後退りをするも、直ぐに捕まる。咄嗟に足でガードしようとしたら、足首を齧られる。




「いだだだあああああああああ!」




 右足に激痛が襲い掛かるも悠は妙に思考がクリアだった。犬だとしても致命傷は首や頭だろう。嚙みついたまま離さないなら都合がいいと感じた悠は桶で後頭部を思いっきり殴りつける。









――――――ぱこっ。ぱこっ!ぱこっ









 「・・・・・・・・・非力!」





 対してダメージを与える事が出来なかった。だからと言ってここで食べられる訳にはいかないので、悠は壊れた桶の破片を頸動脈狙って切り込む。すると、凄い量の血が噴き出る。



 犬は思わず離れた。様に見えた。





「ああああああああああああああああああ!があぁああああ!」



離れたのは単に悠のふくらはぎを食い千切ったからに過ぎなかった。

 


次回からちょっと痛い展開が。ごめんなさい。私の信条は最初に主人公には苦難を。なのです。

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