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最弱研究者の異世界探行  作者: 鏡華楓月
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土木工事

ゆっくり過ぎてごめんなさい

 悠は苦心した。何故か。現代では当然の様に使用している機械がここにはない。基本梃の原理や反作用を用いた力学的法則を利用した方法を使用していた。所謂原始的な方法というやつだ。



「そうそう!土圧があるから、なるべく掘って!水魔法でこちらに地下水流して!はい!杭打ち部隊!綱を引っ張る!離せ!よし!もう一度!離せ!はい!杭設置部隊!杭をくっつけて!はい!」



 現場で様々な支持をしていた。



 サキが住んでいる所はお城という名のボロボロプレハブ住宅。しかも地震の度に外に避難する。そして倒壊した所を立て直すのだ。液状化現象を起こして沈んだ建材を掘り起こす所から始まる。悠は呆れてしまっていたが、皆普通に作業していたため、それが普通らしかった。



 悠はまず城を建てる事にした。沈まないように地盤改良し(近くに海もあるので石灰に貝殻の粉末を混ぜたりした物を地面に混ぜる)巨大な杭を地面に打ち込んだ。砂杭も打ち込んで液状化対策を行った。




「お疲れ様です。」



 ルベリーが皆に休憩用のお水を配る。悠を除いて。




「あれ?僕の分は?」


「あちらに川があります」


「ひどくない!?」


「あなたは指示しているだけでしょ?」






 悠はげんなりしたが、喉もカラカラだったため、川に水を飲みにいく。そして堤防もなく大雨で増水したら、全て流される状態なのを見る。明らかに文明が遅れすぎているのだ。



 悠が隣の国の防壁を見ると、青い宝石が埋まっている。この時はまだ悠は気が付いていなかった。この宝石がどんな効果があるのかを。

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