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最弱研究者の異世界探行  作者: 鏡華楓月
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国の状況

ぼちぼち行きます。

「サキ様!不可能です!あちらの国々でも無理だったのですよ?」


「国々?」




 俺は気になって聞き返すと、ルベリーは頷く。その目にはいつもの軽蔑か蔑むかシレっとふざける雰囲気は無く、真剣に悠を見る。




「ここは4人の王によってそれぞれ隣り合った国を形成しております。

 私達朱雀門の国が’農業’。

玄武門の国が’鍛冶’

青龍門の国が’武力’

白虎門の国が’情報’


 といった事に特化した国です。しかし、先祖様の決められたこの土地で農業は出来れども人が住めなかった。そしてこの国だけどうしても文明的に劣る為に他国に虐げられているのです。」


「それを解消しようと藻掻いているけれども、今まで上手く行かなかったと…。」





 その場にいた全員が頷く。そういう事なら一つ力になりたいと思った。しかし、失敗は怖い。けれどこの最悪な状況を脱却出来るかもしれないのだ。








「どうやってかは知らないけれど、悠はあのハエの化け物を弱らせる方法を知っていました。そういった知識が悠にはあると思うのです。」


「ああ、酢を混ぜた水を霧状にして吹きかけたあれね」





 昔ハエが飛んでいて、親が霧吹きに酢を入れていたのでやってみたのだ。因みに我が家では蚊に刺された時も患部に酢を塗る。





「一応だけれども、案としては色々あるよ。でも、実行するのにかなりの労力がいるのかもしれない。」


「労力?」


「実は…‥‥」





 俺はサンドコンパクションパイルと、普通に日本で行われている基礎杭について説明した。簡単に説明すると、サンドコンパクションパイルというのは、砂の杭を作るという物だ。筒を作り、その中に砂を詰める。そして圧力を掛けて押し込む。筒を抜く。また押し込むを繰り返して圧密の砂杭を地中に形成するのだ。

 そうする事で地下水によって液状化現象が起きるのを防ぐのだ。因みにルベリーに国土の移動を提案したけれども、移動出来る場所は全てこの様な地盤であるのと、(移動出来たら他国が既に拡張しているとの事)移動すると、他国が干渉してくるとの事だった。


 朱雀門の国が最底辺であるがゆえに各国の自尊心を保っている為、戦争が起きないのだとか。元々は一つの国だったらしいのに……。




「馬鹿らしい!よし!他国を見返してやろうぜ!」


「うん!私やってみる!」


「おいらたちもやりますぜ!」



 騎士団の人達も自信たっぷりに答える。騎士団長の自慢話は割愛させていただきます。




「よし!やるぞー!」


「「「おおーーー!」」」

遅れました。ゆっくり更新します。次回から土木・建築系の話になりまする。

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