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裏ボス

あれからそろそろ一ヶ月が経つ…

俺は魔法を使えるようになりこのダンジョンももう、最先端で戦っている。

人々からは、シルバーストームと称えられ、調子に乗っていた…

今思えば、調子に乗せられていた…のかもしれない。


「なんだ?この扉…」

俺はパーティーメンバーから抜け出しこのダンジョンの探検をしていた。

自分が強い事をわかっていた…自分がいなければあのパーティーは、潰されると分かっていた…

ギィっと音を立てる古く重い扉を開けると目の前には裏ボスのような魔女がいた。

いや…裏ボスのような…ではなく裏ボスだった…駆けつけた仲間は魔女に一ダメージを与える間もなく、目の前で無残に消えて行った。俺はただ見ていた…

動けなかった…自分は何か変わったと思っていたが、実際何も変わっていなかった。


魔法は最大出力一発で決める。かわされたら多分…いや…絶対に死ぬだろう。

イメージを頭のなかで繰り返し、相手が次にどんな攻撃をするか…計算で割り出した…

“チャージ完了…いつでもうてるよ!”

フィールが、自信満々に言う…

俺は相手が動き出す前に魔女が次に動く場所に、手の平を向ける。

魔女が動く…一瞬の勝負…この時間はゆっくりしていて色がない。


「フィール全力だ。倒れても構わない!」

そう叫ぶと手のひらに緑色の光が見える…

「こ、これ精霊か?」

思わず口が開く…こんな大技初めてだ。

風が自分のところへ集まってくる…

「ホワイトストーム・ユニバース!」

手の平から放ったこの大技は、

世界を白くした…

そして俺はぶっ倒れた…

盲ろうとした意識のなか…

血だらけになった爪を舐める魔女がいた…


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