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風の精霊

あれから一週間経ったが…今、森にて遭難中…

魔法は使えない…属性を決めろだの、今まで剣一本でここまでやってきたのだが…ソロソロ限界だな…魔法、使いたいなぁ

「きゃぁぁぁぁぁぁあああ!!」

突然の悲鳴…あっちからだ!

立ちはだかる木々達を掻き分け、悲鳴がした場所へと急ぐ…

途中刀を持った老人とすれ違う…その瞬間俺の本能が、こいつはアブナイと伝える…

一瞬のすれ違い…あの老人は目をそらさず、瞬きをせず俺を見ていた…少しでも変な真似をしていたら殺されていただろう…

その現実を認めたくはないが、身体か震える…

“大丈夫ですか?”

頭のなかに響く声…さっきの悲鳴と同じ声周りを見渡すと岩陰に人のような影があった…急いで向かい、声を掛ける…

「だ、大丈夫です…

俺は言葉を…失った。

死んで…る

周りには光り輝く緑色の欠片があった…

“助け…て…”

まただ…あの声、頭のなかに響き、綿あめのように消える声…

「あんたは誰だ…この死体はなんなんだ?」

“私は風の精霊フィールと言いますそこの死体は、私です。先程刀を持った老人に殺されました。”

背筋が、凍る

「どうすれば…いい」

“私を、憑依してください。貴方はまだ精霊を体内に宿していませんね、私を宿せば風の精霊ですから、風を操れます”

「分かった。どうすれば憑依出来る?」

“私の体に手を乗せて下さい後は、私が憑依します”

そういわれるがままにやってみる…すると周りに散らばっていた緑の欠片が宙に舞う、死体は光りその光は俺に纏う。


“ありがとうございます。おかげで、生き続ける事ができます。改めて自己紹介させて頂きます。風の精霊、フィール。と申します。”

「俺は、青木 大成よろしく」

“ではマスターと、お呼びしますね♡”

「できれば他のやつを頼みたい」

“ではおにーちゃん?”

ブハァ!鼻血が噴き出す

「わ、悪かった大成だ、大成と呼んでくれ」

“分かりました大成…”

俺は萌えた…


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