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脱出法

「ちょっ…ちょっと待ってくれよ…俺が魔王と言うやつを倒してそいつで貞操を捨てろと!?そんなことをしたら、その後魔法が使えなくなるんじゃないか?」

「何を仰られているのです?」

エルフ…レティシアの表情が変わる…

「そもそも、貴方たち童貞が三十歳になると魔法が使えるようになる…それは、私がそうしてるからよ…」

レティシアの薄く微笑むと同時に俺は心臓を握り潰された…

いや、そう錯覚したのだ…

「貴方たち三十年も生きているのだから…もう…あっちの世界でやり残したことは無いわね…」

「貞操を捨てれてはないんですけど…」

恐る恐る口を開く…

「だから、魔王で…捨てなさいと言っているの。まぁ生きて魔王のところまでいけたらの話だけど…」

ギリッと歯を軋ませる

「そして、この世界から元のいた世界に戻る方法…貞操を捨てることですわ…」

そう言うとレティシアは姿を消した…




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