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異世界から来た人格  作者: 狼狐
第四章:連鎖反応
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国家レベル

[蝮]

「ああ...ああ....そうだ。わかった、またかける。」

今朝、モロトフの親戚にあたる情報提供者から電話があった。

マークへの伝言だそうだが、何故俺とあいつの関係が分かった?

電話の内容はノースゴースト、サウスゴースト、イーストゴーストの3地区全てに共通する警察の裏話だった。

近頃この街では大きな事件の件数が飛躍的に増加している。

代表的な例のマークを除いてもかなりの数で、今のところ根本的な原因は調査中。

そこで国は大々的に犯罪者の排除を表明、他の先進国で普及した武器を大量に買収した。

そしてその5000~6000万円相当の量の銃器や装甲車等の兵器を軍ではなく警備会社や警察側に支給、これによりこの街の公的権力は異常なまでに膨れ上がった。

勿論、武器の大量購入により基本税金額は瞬く間に上昇、13%を切った。

国は財政的な赤字を迎え、軍事色の薄い会社は次から次へと倒産した。

この事により街の各地で暴動が発生した。

俺が思うに、この暴動でもっと犯罪件数が増えるんじゃないか?まぁそんな事はどうでもいい。

市民側には犯罪者が増え、警察側には汚職が蔓延した。

金が無くなった事により教育を受けれなくなった孤児は金を求め店を襲い、その度に市民の怒りを買い、殺される。

世界各地に派遣された労働者はデモ行進運動を続け、自ら前に出た若者達は射殺されるか逮捕された。

複雑に絡み合った人々の人生は街を血を血で洗う戦場と変えた。

武装による平和なんてものはあり得なかったんだ。

一部の警察はこの事態により政権側に猛反発、もはや内戦状態だ。

市民の一人一人が民兵へと姿を変えつつある、まだ極少数だがな。

上層部はその事には全く興味も反感も示さない、今の内は。

この先どうなるかは分からないが、俺は政治には興味がない。

マーク...お前は俺が殺すまで死ぬんじゃないぞ。


[サラ]

今朝ようやくマークが見つかったと無線が入った。

推定時速約55マイルで検問を突破後、車から降り発砲。

市民を含んだ警察27人殺傷後、下腹部を撃たれ負傷中の市民のバンを盗み逃走...と。

クソ、捕縛は失敗した。

無能な部下達は彼を数マイル離れた山道のトンネルで見失った。

現在付近の町村内で彼を炙り出すための作戦を展開しているがあくまでここに潜んでいるだろうという推測で動いているためハッキリ言って全く居場所を掴めていない。

サムの死体もいつ見つかるか分からないため私もゆっくりしていられない。

ただ、ただ彼を捜し出すしかない。

情報が入り次第私も動き出すつもりでいる。

もう部下達には任せていられない。






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