悪魔達の合流地点
今回は諸事情により早めに投稿させて頂きます。
混乱を招きまして申し訳ありません。
[マーク]
奴は...あのクソおまわりは俺の頭に銃口を少しのブレなく向けたまま、真顔で武器を捨てろと言った。
色々罵声も浴びせてきやがった。
だが俺は少しの抵抗も出来ない。
銃を突き付けられちゃどうしようもない。
「あ、ああ 分かったよ、クソポリ公め..」
俺はバットを床に降ろし、両手を上に上げた。
それを見た彼はニヤニヤと笑いながら俺に近づいてきて手錠を懐から取り出した。
両手を縛られた俺はもう何も考えず、ただただ現実を受け入れた。
だが時に悲劇は好転する。
俺が目を閉じ、現状を受け入れたその時後ろの扉の近くで大きくハッキリと2回銃声が響いた。
最初は俺が彼に撃たれたのだと思った。
でも違った、違ったんだ。
撃たれたのは俺を逮捕しようとした警察の方だった。
パッと後ろを振り返るとそこにはノースゴースト警察の制服を着た若い女性がハンドガンを持って立っていた。
一方撃たれた側は俺の足に縋りつきただただ唸り声を上げていた。
どうやら腹をやられたようで、血と共に小腸か大腸であろう肉の塊が漏れ出ている。
俺はそんな彼の腹に追撃を加えるように蹴りを何度か入れた。
その時だけは俺は怒りに身を任せていた...が、すぐに彼女のほうに向きなおす。
床に降ろしたバットを拾い上げ身構えた。
もしかしたら彼を撃ったのはただの誤射なのかもしれない。
だが、それも違った。
[サラ]
まさかサムがここに来ていたなんて思わなかった。
そもそも私の方が7時間も早くここに直行していたのに何故?
それとも彼は私の動きに最初から気づいていたの?
私は銃を落とし、その場に座り込む。
警察を撃ってしまった。
今まではマークに関する全ての捜査の妨害だけが目的だったのに、まさか撃ってしまうなんて。
サムの死体を隠す?それともここから逃げてどこか遠い所に身を隠す?
私は錯乱した。
だけどそんな私にマークは声をかけてくれた。
「おいアンタ、大丈夫か?」
マスクを被って、血塗れのバットを持ったままだけど、恐怖なんて感じなかった。
彼は感謝の一つもしてくれなかったけれど、そんな事は構わない。
人を殺してしまったという事は...私も彼のようになるしかない。
まだ若い内なら人生はやり直せるというけれどそれは本当に小さな事件の場合のみ。
殺人なんて一生刑務所の中、牢獄から光を見る事も出来ない。
これからは裏で生きるしかない。




