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とある研究員の話 2

 とある研究員 2


 あー、つまり、私が倒れたのは、そう、いやいや、認めるのか?私?


 認めちゃえよ、認めるべきだ、そう、認めるんだ――――――――!


 ……別に狙って倒れたわけではないけれど、


 彼が居る時間帯で良かった。……むふ。


 むふ……はないな。ないぞ、私。


 いや、そう。状況の説明だった。

 前日譚だ。

 思った以上に好感触のデータが得られ、レポートが進み、気付いたら朝だった……。

 いや、終わってるとか言うな。

 確かに化粧が……なんでもない。

 まぁそんなにガッチガチに決めてるわけじゃないので、そんなに私は化粧が大変な方じゃない。……いや、好きですよ?めちゃめちゃ。自分がキレイになるのが嫌いなんて人はどうかと思うくらい。まぁ好きだからと言って、振り向いて貰えるかどうかはまた別の問題で。燃料止まりなんて話はよくあるわけで。

 女性誌の雑誌の化粧頁はハッキリ言って、楽しい。

 悦楽しみ。みたいな。

 まぁ合う、合わないは置いといて。

 休みの日は、パジャマのままゴロゴロしつつ、化粧頁をふんふん言いながら見るのは、私の最高級の娯楽と言える。


 堕落。


 堕落サイコー!


 私がガンダムです!

 

 イエス!ガンダム!


 ……失礼。


 まぁとにかく、研究員なんてモノは、マニアックな世界であり、オタクと紙一重だ。勿論、数式を誰かと共有することにも楽しみを覚えるし、実証実験、結果は常に気になっている。それが全て、と言うのは、女の私からすれば、やはり男の意見だろうと思う。

 

 つまり、化粧を嗜むのは……


 いや失礼。ちょっとホッペタとか熱くって。暴走中なんです。私。


 アォオオオオオオオ――――ん。


 月に吠えてみた。


 じゃあなくて。


「ちょっと、お姉さん」

「……うひ」

「お姉さん!?うひってなんです!?うひって!?」


 うーむ。我ながら、舌が回らない。……ていうか、うひって非道いな。ふるへっへんどし。じごすぱぁああああああああああああああああああああああく!……


 良し、大丈夫だ!私!


「ちょーだいじょぶ」

「どう考えても大丈夫な人はそんな棒読みはしませんよね!?」


 まぁ主に君が理由だし。

 

 ……


 ……っ!?

 

 言ったった!言ったったぞ!私!


 妄想で……。


 はぁ。


 ぴとっ……


 ……ぴと?


「熱、ありますね」


 ……んぅ?

 ぴと?触られてる?

 ――ッッッッッッッッッッッッッ!?

 ……おいおい、不味いぜ、坊や。それは不味い。


「さらに熱くなって……店長ー!」

「あ、ひや……」


 いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやなんだこの状況!?

 しちゅえ-しょん!

 ないよ!絶対ないよ!


「えーと」

「すいません。ちょっと緊急事態なので」

 

 ひょいっ……


 ……ひょい!?ひょい!?おひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょ!?

 

 駄目だ!私気持ち悪い!


 ……えと、ストップ。ドクターストップを申請する。

 ロープ。ロープ。


 ……裏につれてかれた。……やばい。恥ずかしい。もうこのコンビニ使えない。

 いやでも……いやだから……いやでも……だからそう……いやでも……


「らいじょうぶれふ!」

「お姉さん!?」


 ……






 後日談をしよう。






 ……え?唐突過ぎる?いやいやだって……ねぇ。恥ずかし過ぎるでしょ。その後も大体似たようなモノだし。え?仕事?いや勿論、完璧。最高です。理論に実践に……

 ……


 ふむ。


ぐふふうふふふふふふふふ。


 ……。


 まぁアレ。アレよ。コンビニが使い続けられるかどうかはその事務室に連れていかれ、挙げ句、彼が今日は余裕があるからという理由で、私を家まで送る事になり、……つまり、勝負をかけるのは今しかないと気合いを入れなおして(ちなみに私は早速部下にメールしたのは秘密だ。体調悪い……で通じる辺り、うちの秘書は完璧である)、はぁはぁしながら……いやそこはオフレコにしよう。そう、コンビニが使えるかどうかという理由があり、もういっそ駄目になるなら今しか駄目よ!上巻総帥!と自分を讃えながら突貫。面くらった彼を説き伏せ、挙げ句、押し倒し(いや、流石に最後までは……)『OK』の返事を奪い取ったという……


 うわ――――――――――ァァァァァァァ!?


 スっゴイアクロバティック!?


 ものすっごいことしたな!?私!?


 というわけで雇いました。


「……」


 家で家政婦してるのが彼です。


「えーと」

「まっきー」

「……いやそれ、名字じゃね?」

「まっきー」

「いやどう聞いても油性マジックじゃね?」

「まっきー」

「えーと」

「……」

「まっきー」


……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………むふっ……


「どわぁ!?梢さん!?梢!?鼻血!鼻血が――」



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