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猫と神社 3

 猫と神社 3


 あれ?先輩。久しぶり……っていうか?

 あれ?あれあれ?

 髪型は普通に可愛いし、格好は普通に女性になってるし。


 どうしたんです?


 ほうほう……


 いや、のんこ解るかって……。

 ていうか先輩までのんこ呼ばわりは止めて下さい。

 先輩の飲みっぷりには敵いませんので。

 高校生の時は飲んでないじゃないですか。


 つか二人がどうして付き合って結婚してないか私としては結構謎でしたよ。

 わりと真面目に。

 いや「なんとぉっ!」じゃなくて。ていうかそんなキャラでしたっけ?

 なんかひたすらエロエロな絵を一心不乱に……あぁ、今も、ですか。


 いや何せほら、私はアレですよ。お二人が神社で猫を可愛がってる時からの仲じゃないですか。

 え?

 覚えてない?


 ……いや、ほっぺが真っ赤ですよ。


 せ・ん・ぱ・い。


 でもアレですね。

 ようやく、ですね。

 え?

 はぁ……それで私に用って……


 いや、アダルトグッズは別に私は……いやそうじゃなくて……

 それこそ彼氏というか旦那さんに……


 というかどういう展開でそうなったんですか?

 相当『ヘタレ』でしたよね。

 失礼しました!そうですね!格好良いです!てかうぜぇ!


 ――バカップル爆発しろ!


 って誰の彼氏がヘタレだ!

 彼奴はめっちゃガッツいてます!それこそ私が――って何の話をさせるんですか!?

 いや、彼氏自慢はいいです。

 聞いて聞いてって……。

 

 聞きますよ。


 はぁ。なるほど。というか、以前聞いた裸事件をまんまやったんですね。……いやー……なんでしょう。迂遠ですよね。それこそ少女漫画とかラノベのような迂遠さで。

 いやくっつけばいいじゃん。

 逃げればいいじゃん。

 と思ってしまう私からすればそれはそれはって……


 ぎゃあああああああああああああああああああああ!?


 なんでそれを知ってるんですか!?


 あの……くそバーテンダー……今度からかってやる。


 えぇ、そうですよ。首ったけです。首ったけ。正直そのつもり、なかったんですけどね。いつの間にやら気付けば、みたいな。なんでしょう。そういう事もあるんですね。というか。正直「可愛い」って言われてこれほど嬉しいとは……


「バカップル爆発しろ」

「そこで先輩がそれを言うんですか!?」


 というか、どうやって告らせたのかと思えば……


 え?違う?


 顔を真っ赤にしながら先に言われた?


 ……喫茶店で?


 あの先輩が?


 ……羨ましい。今度やらせてみようかしら。

 で、そのまま自分家に戻り、スケッチをしていたら辛抱たまらなくなった……

 

 いや、すいません。


 変態ですね。お二人とも。いや、何を言ってるんです。というか、どうしてそれを知ってるんです!?いやいやいやいや汗を舐め取るのは普通です!別におかしくないです!体液好きは結構普通です!マジで!いやそう言うなら先輩こそ…………!!!……!?……………!!……


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