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22/24

伯爵、降臨——指先ひとつで救う


回廊の入口は、いつもより白く見えた。


白い光じゃない。

“白く見える”だけだ。目が勝手に、四ヶ月前の夜を重ねている。あのときも回廊は白かった。落ちる直前まで——綺麗だった。


足が止まりかけた。

一瞬だけ。


止まるな。


俺は走りながら、ログ枠を最大にした。

画面の左上を、邪魔なくらいに塞ぐ。ログが欠けたら終わりだ。何をしたか、何が起きたか——全部ここに残す。


> [LIVE RAW LOG]

> 時刻/座標/回廊リンク状態/封鎖区画ID/端末ハッシュ/監査署名(改竄不可)


息が荒い。喉の奥が痛い。

仮面の内側に息がこもって、自分の呼吸が耳の中で二重に聞こえる。


でもログは一度も欠けない。


「——伯爵だ。封鎖区画に要救助が一人。いまから入る」


声が、思ったより低かった。

《偽装》が感情の揺れを均している。助かる。今は自分の声に邪魔されたくない。


同接が跳ねる。

三千、五千、八千——天城の枠を離れた視聴者が、こっちに雪崩れ込んでくる。怒りと恐怖と、どこにぶつけていいか分からない感情が、チャット欄ごと流れてきていた。


> ◆帳簿屋:伯爵枠 同接 +4,200/min(天城枠から流入)


『入れるの?』

『封鎖だぞ』

『ECL-OPSでロックだろ、どうやって』

『行け。頼む』

『死ぬな』


返さない。

返す言葉は現場の邪魔になる。


それに——「死ぬな」と言われるのは、四ヶ月ぶりだった。


---


ゲートに手を伸ばした瞬間、指先が冷えた。


冷えるなんてものじゃない。皮膚の表面から温度が剥がれるみたいに消えて、骨の芯だけが残る。光が指の腹を滑り、爪の下を通り、手首の脈まで降りてくる。


回廊は毎回、最初に“温度”で人間を試す。

通す気があるかどうかを、体温で測る。


——冷たい。


でも、引かない。


俺は回廊コアを握った。

小さな輪。外縁で手に入れた鍵だ。回転は止まっているのに、掌の中で脈だけがある。心臓みたいに——いや、心臓よりずっと正確に、等間隔で叩いている。


> [CORRIDOR LINK]

> Segment: KASUMI-SS / Branch-07

> Status: LOCK

> Approved Token: ECL-OPS

> Time Drift: +0.028 / -0.031

> Override Route: Outer Link(Core Required)


「外縁リンク、接続」


床の感触が変わった。

硬いのに、表面だけ沈む。踏むと音がしない。回廊が俺を味見している。


封鎖の“壁”が見えた。


見えない壁じゃない。

空間の折り目そのものが、鍵穴になっている。断面だけ空気の密度が違う。そこに“ロック”が刺さっている。


《構造看破》で読む。


鍵穴の形は単純だ。

輪。継ぎ目。継ぎ目の遅延。——いつも同じ構造。


問題は、鍵だ。

普通の探索者は持っていない。


俺はOrdo Ringに触れた。左手の薬指。

玄舟が言った声が、耳の奥に残っている。


取るなら、払え。

払えないなら、取るな。


迷いは今じゃない。


俺は銘文のSection IV、Line 2に指を当てた。


> [Equivalent Exchange]

> Source: Ordo Ring — Inscription Fragment(Section IV, Line 2)

> Output: Audit Pass — Single-Entry Bypass(Entry Only / 60 sec)

> Cost: Inscription permanently consumed. Cannot be restored.


Ringの表面から、文字が一行消えた。


痛みじゃない。

もっと静かな喪失だ。本の一ページが破れたみたいに、“もう読めない”感覚だけが残る。


掌の中に、薄い札が生まれた。通行許可——“侵入の一歩”だけの許可だ。六十秒で閉じる。閉じるのは穴であって、俺じゃない。


「一歩だけ通す」


札を折り目に当てる。


空間が、わずかに緩んだ。

封鎖が解除されたんじゃない。俺だけが通れる穴が、たった今開いた。


一秒。


俺はそこに身体を滑り込ませた。


背中を、折り目の端がかすめた。

痛くはない。だが服の繊維が数本、切れる音がした。


---


中は、音が少ない。


水の音がない。火花の音もない。

風すらない。空気が動かないのに、圧がある。水の底に似ている。立っているだけで肺が重い。


あるのは、呼吸だけだ。


——いや。


呼吸の“途切れ”がある。


吸って、止まって、また吸う。浅い。苦しそうな呼吸。

回廊は距離を折る。二十メートル先の息が耳元で聞こえたり、百メートル先に飛んだりする。


「……っ、こっち……!」


掠れた声。


救援班の男。

天城の背中に置き去りにされた男。


俺の足が速くなった。意識していない。身体が先に動いている。


折れ目の陰。

彼は半身を壁に預け、引きずるように座っていた。


肩口が黒い。焼けたみたいに——違う。焼けたんじゃない。

輪の糸に掠められ、“循環”だけが死んでいる。装備の紋章は消えたまま。皮膚の下の配線が断たれている。


彼の背後で、空間がゆっくり縮んでいた。

左右の折り目が距離を詰めている。折り目が合わされば、間にある物は畳まれる。人間も壁も、区別しない。


このまま数十秒で、挟まれる。


「動くな」


俺は彼の横にしゃがんだ。

近くで見ると、目が開いている。焦点が合っていないのに、合せようとしている。生きることを諦めていない目だ。——置いていかれた側の目だ。


《構造看破》で肩の焼け跡を見る。


傷じゃない。

“循環の配線”が断たれている。


配線を繋げば紋章は戻る。

だが戻した瞬間、回廊の輪にまた吸われる。蛇口を開けても、底に穴が空いていれば意味がない。


だから先に、環境を止める。


男の足元。折れ目の根元。

そこに小さな輪が生まれかけていた。封鎖の副作用だ。区画をロックすると、行き場をなくした循環が“輪”になって溜まる。輪が育てば糸を吐く。糸が増えれば、この男はもう一度掠められる。今度は肩じゃ済まない。


「輪を止める」


床に手を置いた。拳じゃない。

指先で、継ぎ目を探す。


表面はのっぺりしている。だが《構造看破》越しに、0.00何秒か遅れる点が見える。回廊の構造は“正確さ”で回っている。遅延が固定されれば、歯車に砂粒が落ちる。


見つけた。0.002秒だけ遅れる点。


指を置いた。

ただ置いただけだ。


——輪の回転が乱れた。


輪が、すっと消えた。


空間の縮みが止まる。

壁が寄ってくる圧が抜ける。


静寂。


男と目が合った。

彼の呼吸が、初めて深くなった。肺が空気を信じた音がした。


「……何した……」


「止めただけだ」


次。生かす。


俺はポーチから薄い粉を一つまみ出した。端材。価値は最小。だが循環のパッチには足りる。


> [Equivalent Exchange]

> Source: Relic Dust(minor)

> Output: Circulation Patch(15 min / personal)

> Cost: trivial — consumed


粉が光り、男の肩に吸い込まれていく。

断面から断面へ、細い光の糸が渡っていく。橋を架けるみたいに。


紋章が、弱く点いた。


“息”が戻る。


男が息を呑んだ。

泣きそうな顔をして、それでも歯を食いしばって声を出した。


「……助かった……」


「まだだ。十五分の応急処置だ。走れば切れる。立てるか」


男は頷いた。膝に力を入れる。

立てた。だが揺れている。壁に手をついて、やっと保っている。


「歩く。走るな」


俺は腕を取って肩を貸した。

体温がある。回廊の中で、人間の体温は異物だ。冷たい空間の中で、触れている部分だけが熱い。


---


そのとき、空間の奥で“回転”が増えた。


音じゃない。

光の方向が変わる。影が消える。光源が拡散したということだ。


回廊がこの動き方をするのは、一つしかない。


来る。


> [EVENT] Corridor Entity Approaching

> Class: SS+(Inner Sentinel / Lock Keeper)

> Effect: Circulation Drain(major)


封鎖区画の“牢番”。

昨日の外縁の監視者とは格が違う。門番じゃない。入った人間を出さないための個体だ。


> ◆帳簿屋:回廊内エンティティ反応 SS+。封鎖番人。


折れ目の向こうに、影が立った。


顔がない。

のっぺらぼうですらない。“そこに何かがある”という認識だけが脳に直接入ってくる。


胸に“輪”が三つ。


三つの輪は、それぞれ違う速度で回っていた。

揃っていないのに構造を維持している。揃っていないから——現象が乱れる。


輪が回った瞬間、空気が薄くなった。


男の紋章が一段暗くなる。

パッチをかけたばかりの循環が、番人に吸われている。十五分の猶予が、加速度的に縮んでいく。


男の膝が折れかけた。俺は肩で支えた。


ここで戦えば、男が死ぬ。

ここで逃げれば、追いつかれる。

封鎖区画は逃げ道を折って潰してくる。


——手順を組む。


俺は男を壁際に座らせた。


「動くな。何があっても」


男が何か言いかけた。俺はもう前を向いていた。


回廊コアを握り直す。脈が速い。

コアじゃない。俺の脈だ。掌の中で混ざって、どっちがどっちか分からない。


足元に、小さな黒い欠片が落ちていた。回廊由来の欠片。

外なら石くずだが、内では“座標の残滓”になる。


俺は欠片を拾い、番人の前方に弾いた。


——指先で弾いただけ。


欠片は転がらず、途中で止まった。


止まった場所の空間が、固定された。

折り目がその一点だけ動けなくなる。


番人が輪を回して距離を詰めようとした。

詰められない。折れない。


番人は、初めて“歩いた”。

空間を折ることに最適化された構造は、足で追う設計じゃない。遅い。


三秒。稼げたのはそれだけだ。

だが三秒あれば、読める。


輪は三つ。継ぎ目は三つ。

遅延点が違う。0.003、0.004、0.002。


“違う”のが弱点だ。


番人は三つの輪を同期させることで安定を保っている。

同期が外れれば、三つの輪が互いを打ち消し合う。


俺は番人の胸に向かって歩いた。


一歩。空気が吸われる。肺が縮む。

二歩。視界の端が暗くなる。

三歩。手が届く。


指先を伸ばす。


一つ目の輪。遅延点0.003。

触れて、遅れたまま固定する。


輪が痙攣するように揺れた。


二つ目。0.004。触れる。固定。

三つ目。0.002——


指が震えた。循環ドレインで感覚が薄い。

だが《構造看破》が位置を示す。触れるのは俺の指だ。


触れた。


三つの輪が、同時に“遅れたまま”になった。


同期が死んだ。


番人の胸の中で、三つの輪が互いにぶつかった。

音じゃない。視界が一瞬白くなる。回廊全体が軋む。


輪が、崩れた。


砕けるんじゃない。

“ほどける”。


糸がほどけるみたいに、輪がほどけ、光がほどけ、存在がほどけた。


最後に残ったのは、空中に浮いた輪の“中心”。

輝きもしない。ただ座標として残っている。


俺はそれを、指で払った。


——指先ひとつ。


> [EVENT] Inner Sentinel: DISASSEMBLED

> Segment Lock Enforcement: weakened(temporary)

> Window: 90 sec


九十秒。


---


男を担ぎ上げた。背負う。


重い。


筋力の話じゃない。

この重さが“生きている”という現実だ。現実はいつだって重い。だから信じられる。


「行く」


走った。


走るなと言った。だが今は違う。走らなければ九十秒の窓が閉じる。閉じたら折り目が戻り、出口が消える。


俺は男を背負ったまま、床の折れ目を読む。

折れ目の“次”に足を置く。折れる前に踏む。折れたら飛ぶ。飛ぶ先も読む。


足の裏が熱い。

番人がほどけたことで封鎖の維持構造が揺らいでいる。安定が崩れれば折り目の動きは不規則になる。


残り六十秒。


通路が揺れた。壁が一瞬膨らんで戻る。

回廊が“呼吸”している。嫌な兆候だ。


男が背中で呻いた。


「……速い……っ」


「我慢しろ。あと四十秒」


ログ枠が視界の左上で揺れている。

揺れても切れない。数字は回り続けている。時刻、座標、リンク状態——全部残っている。


同接が桁を変えた。


俺の枠。十万を超えている。

天城の枠から、まだ流れてきている。


> ◆帳簿屋:伯爵枠 同接128,000

> 天城枠 同接→284,000(-128,000)移動継続


天城の枠で“要救助:1”が点滅した瞬間、視聴者が向きを変えた。

英雄が見捨てた人間を、仮面の男が背負って走っている。それだけで、人は動く。


残り三十秒。


足元の折れ目が跳ねた。


つまずきかけた。膝が沈む。

男の体重が背中から首に移動して、一瞬視界が真っ暗になった。


——立て。


歯を噛んだ。膝を押し戻した。次、次、次。


汗が目に入る。

仮面の内側が濡れている。背中の男が震えている。温かい。重い。生きている。


これが、綺麗じゃない現場だ。


折れ目の先に、外縁リンクの出口が見えた。

光が白い。入口で見た“白く見える白”——だが今は、あれが出口だと分かる。


残り十秒。


回廊が折り目を戻し始めている。出口が遠ざかろうとしている。距離が伸びる。

二十メートルが二十五になり、三十になる。


俺は最後に一度だけ、走りながら回廊コアを床に叩きつけた。


「接続——固定」


コアが一度だけ大きく脈打った。

出口の座標が固定される。折り目が出口を遠ざけられなくなる。距離が止まる。


あと十五メートル。


肺が軋む。足が重い。背中が熱い。


十メートル。

五メートル。

光。


俺はそこへ飛び込んだ。


---


地上の空気が、肺を満たした。


刺さらない。

刺さらないことが、逆に怖い。回廊の重い空気に慣れた肺が薄い世界に戻れなくて、最初の一呼吸で咳き込んだ。


膝をついた。

コンクリートの硬さが膝に響く。痛い。痛いのが嬉しい。回廊の床は痛みをくれなかった。


男を降ろす。

背中から腕が離れた瞬間、肩が信じられないほど軽くなった。軽くなったぶんだけ、何かを失った気がした。


救援班が駆け寄ってくる。

救急のライトが眩しい。人間が作った白だ。温度がある。


男が担架に乗せられる前に、俺の袖を掴んだ。


指に力がある。生きようとしている力だ。


「……なんで……戻ってきた」


喉の奥に、四ヶ月分の答えが詰まっていた。

鍵が閉まる音。冷たい床。天井の光が遠ざかっていったこと。誰にも見つけてもらえなかったこと。


全部は言えない。


だから一つだけ。

いちばん古い感情だけを声にした。


「俺が——戻ってきてほしかったからだ」


男の目が揺れた。

理解したかどうかは分からない。それでも手は離れなかった。救援班が「離してください」と言うまで、離れなかった。


---


AbyssLiveの画面が揺れる。


チャットが追えない速度で流れている。文字が色の帯になって落ちていく。


だが同じ言葉だけは見えた。


『神』

『本物』

『ログ切れてない』

『あれが救助だ』

『指だけで倒した』

『天城が見捨てた人間を背負って走ってる……』


俺はカメラを正面に据えた。

息がまだ荒い。仮面の内側が濡れている。だがログ枠はある。時刻も座標も、番人の崩壊記録も、外縁リンクの接続ログも——全部残っている。


「封鎖は、鍵で起きる」


一拍。息を整える。


「鍵は——ログに残る」


同時に、右の端末が数字を吐いた。


> [CORRIDOR LINK]

> Segment Lock Token: ECL-OPS

> Override Attempt: FAILED(recorded)

> Timestamp: 20:41:02.100


封鎖側が何かをしようとして失敗した。

ログの上書きか、リンクの切断か。どちらでもいい。試みた事実が記録されている。


> ◆帳簿屋:ECL-OPS override失敗ログ確認。第18話転送ログと認証パス一致。


俺はそれだけを見せて言った。


「逃げ道はない」


---


配信を切る前に、男が担架に乗せられるのが映った。


救援班のリーダーが「生きてる」と言った。

その声が震えていた。プロの声が震えるのは、本当にギリギリだったときだ。


チャットの流速が落ちた。

人が減ったからじゃない。言葉が見つからなくなったからだ。


誰かが泣いた。

誰かが笑った。

誰かが、何も言えなかった。


俺は最後に一言だけ。


「——次で終わらせる」


赤いランプが消えた。


---


同接の最終値は、三十四万二千。

伯爵の枠では初めての数字だった。


だが今は数字より、背中に残った“重さ”のほうが現実だった。


七十キロ。

それが、人間一人の重さだった。


---


夜。


部屋に戻って仮面を外した。

内側が濡れていた。汗だと思っていた。汗だったと思う。


左手を見る。

Ordo Ring。銘文がまた一行薄くなっている。Section IVのLine 2が消え、Line 1との間に空白ができていた。


指で撫でた。戻らない。


掲示板を開く。

祭りじゃない。炎上でもない。


言葉が少ない。少ないぶん、重い。


---


【回廊】伯爵、封鎖区画に突入→救援成功【指先ひとつ】


ID:5201


> 天城の枠が地獄になった瞬間、伯爵が本物を見せた。ログ切れてないのが全て。


ID:5207


> 番人、殴ってない。触ってほどいた。構造看破ってそういうことか。


ID:5214


> 封鎖トークンECL-OPSの“失敗ログ”まで残ってる。もう詰みだろ。


ID:5220(救援班)


> 助かった。本人は生きてる。……これだけ言う。


ID:5225(◆帳簿屋)


> 技術面の一致についてはノーコメント。

> ただし、今夜の全ログは保存済み。改竄不能。


ID:5230


> 泣いた。ただ泣いた。言葉にならん。


ID:5238


> 天城枠、同接41万→18万。半分以上が伯爵側に移動。数字は嘘つかない。


ID:5242


> 「戻ってきてほしかったからだ」で画面が見えなくなった。涙じゃない。なんか…分からん。


---


端末を伏せようとした。

通知が一件。


(匿名保護回線)


> 『見てた。全部、記録した』


小春。


それだけで、目の奥が熱くなった。


「……ああ」


声に出したのは返信のためじゃない。

自分がまだ声を出せることを確認するためだ。


端末を伏せた。


仮面は机の上にある。

白い仮面。内側が乾きかけている。明日にはまた被る。


今日、俺は勝つために行ったのか。

来てほしかった過去のために行ったのか。


——分からない。


分からないまま、行けた。

それだけが、今は確かだった。


左手のRingに触れる。

薄くなった銘文の空白が、指の腹に冷たい。


次は、終わらせる番だ。


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