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登場人物紹介


         <第七部終了時点のキャラクター紹介>


 ガリウスの過去については構想というか設定自体はありました。

 初恋であり最愛の人であった少女との出会いと別れ。

 まさかここまで連載が続くとは思わず部分的な描写に留めていましたが。

 今回、聖域都市の結界突破に伴う時空の歪みというシーンにかこつけて過去編をやりたいと思ったのが発想の根底です。

 本当は数話で終える予定だったんですが……

 せっかく過去編をやるならシアたちとのパーティ結成後の話もやったら面白いのではないと思い立ち、かなり長くなってしまいました。

 俗にいうおっさん冒険者37歳【0話】や【ビギンズ】的な内容ですが、楽しんで頂けたなら作者冥利に尽きます。

 では、登場人物の紹介です。




>オルトリンデ(??)


 亜麻色の髪に気品のある顔立ち。

 軽甲冑に身を包み羽飾りのついた兜を被り槍と盾で武装しており、戦乙女と聞き人々が思い描く出で立ちはまさに幻想的。

 ……まあ、喋るとガッカリな中身なのがすぐバレますが。

 当初ヒロインとの二人旅を想定していましたが――良く言えば話を引っ張る役、悪く言えばトラブルメイカー的なキャラが欲しいと思いました。

 そこで生まれたのがサポート戦乙女のリンデです。

 イメージとして、日アサ魔法少女番組に出てきそうなマスコットを思い浮かべていましたが、せっかくだからサブヒロインにしてみようかと色々構想を練ったら、これが個人的に大当たり。

 状況をとても動かしやすく、読者を代弁するツッコミからラブコメに至るまで、恋愛脳な彼女には本当にお世話になりました。

 話し方は魔法少女り○か、必殺技は邪神痛を参照。

 容姿は「我と共に歩むは~」のゲーム(運命な方じゃない)からです。

 本編を読んで頂いた方はご承知の通り、献身的なリンデとの別離が、ガリウスとヒロインの心の距離を縮めました。

 後付けとして、今回の世界的な危機的状況を予知した上位存在から本来の姿を抑えて遣わされたという設定があります。




>ハーライト・ティル・ナノーグ(23)


 茶髪で切れ長の蒼眼が印象的な、非常に端正な面立ちの青年。

 彼は大陸の霊的守護者【ウルド】専属のガードを担う一族の出です。

 ヒロインとは婚約の仲であり幼馴染という、ある意味鉄板の設定。

 実はハーライトの存在も当初の構想にはなく、文中でリンデが言っている通り、主人公に対する当て馬というか恋敵が欲しいなと思い急遽登場。

 しかし良い意味で期待を裏切るキャラになったと自負しております。

 普通、こういうキャラは嫌味な役柄でヘイトを買いやすいのですが、伏線を回収する意味で焦点を当てたら好感度高めのイケメンになりました。

 本編を呼んだ方はご承知の通り、彼はレイナの護衛であったハイドラントです。

 祝福という名の呪いを受けた彼は20年後の未来に流れ着きます。

 記憶も失い流離う彼でしたが、偶々窮地に陥っていた(暗殺者に狙われていた)レイナを救った事から専属ガードに取り立てられます。

 身元の知れない彼を怪ぶむ者もいましたが、誠実な人柄と実直さ、何よりその腕前はS級に匹敵する事から実力込みで黙らせました。

 過去編でもガリウスの良き兄貴分として導いてくれましたしね。

 誰の記憶にも残らず徐々に忘れてしまうという特性故に、表層上ガリウスは彼の事を忘れていますが……心の奥底ではハーライトを認識している様です。

 本編での彼に対する信頼はこういったところからきてると推測されます。

 ちなみにレイナは外付け魔導具で記憶を保管しているので呪い(祝福)は大丈夫ですし、最近ヴァレンシュアに依頼してある程度は解呪して貰ったという設定。

 それでも気配が希薄で透明な彼の一撃は、恐るべき不可避の視えざる刃。

 これからも主従関係を物ともせずレイナと支えていくと思います。




>セラナ・クリュウ・ネフェルティティ(18)


 本編のヒロインにしてガリウスの最愛だった少女。

 物語のキーパーソンであり特異点。

 まあ最悪な出会いからの後に熱々な展開は創作物では鉄板ですね。

(皆様はお好きですか? 私は大好物です)

 それ故にハードルが高く本編でも彼女が幾度か出てくるシーンがありますが……中々しっくりこない。

 っていうか、誰もが振り返る完璧で無敵のヒロインなんて書けません。

 そこで心からの聖女でなく、色々思い悩む普通の女の子にしてみました。

 可愛いのに耳年増でやや毒舌、それでいて一族の使命に翻弄される。

 ガリウスが心惹かれ支えたいと思ったのは、そういう等身大の娘だったかと。

 告白シーンの構想は書き始める前から脳内にありましたが、そこへ辿り着くまでが結構難儀した感じですね。

 でもリンデやセラナとの掛け合いは書いてて楽しく、テンポが良かったです。

 しかし肝心の告白シーン描写は似たような境遇の「鵺の陰〇師」ヒロインを意識してしまって引きずられてないか心配になりました。

 けど少年少女が苦難の果てに結ばれるというのは最早大正義なので、上手く着地出来て良かったと思います(壁殴り代行がアップするくらいに)。

 大陸の霊的守護者【ウルド】や生来勇者【ヴェルダンディ】一族など自己満足の脳内妄想を開示出来たのも幸いです。

 魔神将とのラストバトルは敢えて簡略化しました(結果が分かっているので)。

 後日談としてセラナを喪ったガリウスはこれを機に毒鎧を身に着け常に体を蝕む痛みに耐え続け抗毒スキルを磨くと共に彼女との再会を願い大陸を彷徨います。

 そして明かされる衝撃の真実。

 これらを基に物語を振り返ると彼(彼女)のまた新たな一面が見れるかと。

 一応、次が最終章になる予定です(人気が無ければ)。

 最愛だったセラナとの再会、突如中立を宣言した聖域都市の謎、そして思い掛けないヒロインの再登場など、おっさんを悩ます展開をてんこ盛りでお送りしますのでどうか楽しみにお待ち下さい。







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