登場人物紹介
<第一部終了時点のキャラクター紹介>
>ガリウス・ノーザン(37)
本編の主人公にしておっさん。
テンプレ通りに勇者パーティを追放されるも、それは彼を慕うメンバー達による自作自演だという事が判明。デレ期に突入されマジで狼狽している。
フラグブレイカーの異名は伊達でなく彼を陰から慕う女性は多い。
しかし本人はこんな中年がモテるとは思わず、上手な社交辞令だと捉えてきた。
黒髪に紫の双眸、渋い歴戦の勇士的な容貌を持つ。
器用貧乏を自称しており、手間を掛ければ習得できるコモンスキルは大概所持。
また戦術面でも情報収集の重要性を熟知しており仕事が丁寧と評判。
本人は万年D級を自嘲するが、それは本編でも語られた理由により昇級を断っているからで、ギルドからの評価は高く(能力的にはA級相当と認知)実力と実績に応じた厄介な事例をちょくちょく振られ困惑している。
第一部終了時点で判明したが、勇者の系譜にして<英雄の運命>スキル所持者。
この世界は勇者として生まれる【生来】の勇者と、クラスチェンジと呼ばれる儀を経て勇者の【職業】を得る二通りの勇者がいる。
ガリウスの一族が前者でシアが後者。
追放というよりは一族に迷惑を掛けない様、自主的に出奔した。
魔神とは因縁があり、過去に大事な人を喪ったというエピソードもある。
三人娘の好意は嬉しく思う反面、後輩の娘みたいに接してきたので、その積極性に今後どう対処していいか真剣に悩んでいる。
頑張れ、おっさん。強く生きろ(あとモゲろ)。
>アレクシア・ライオット(17)
本編のヒロインにして勇者。
おっさんを追放しフォローするというお馬鹿な策の発案者。
思い込んだら猪突猛進(ライオットの名は伊達ではない)のボクっ娘である。
一代限りの騎士爵を得た田舎の豪族の娘。
納屋で眠っていた祖父の剣を手に英雄に憧れ都会に出てきた。
ガリウスを騙る偽物にあやうく嵌め殺されそうになったところを本物のガリウスに救われ、以降雛鳥みたいに慕ってメキメキと実力を伸ばし勇者となる。
燃える様な紅の髪に凛とした黒の瞳。
ポニーテールに纏めた華奢な容姿とは裏腹に戦場では豪剣を一閃する。
得物は魔力で鍛造された刀で、技と速さが売りの軽装スピードタイプ。
彼女特有のスキル【魔法剣】はガリウスの指導もあり絶対の秘儀と化した。
極度の匂いフェチでありおっさん中毒者。
三日に一度はガリウスの匂いを嗅がないと手足に震えがくる駄目な体質。
用法用量をしっかり守って、ご利用は計画的に。
>ミザリア・レインフィールド(18)
本編のヒロインにして賢者。
シアの提案を止められないと悟り、仕方がないので支える事に。
無表情であり沈着冷静な参謀タイプに見られがち。
だがそれは顔に出ないだけで、実はかなりイレギュラーに弱く、導師試験の際もガリウスのフォローが無ければ落命していた。
流れる碧髪のショートボブにいつも眠そうな蒼の瞳。
黙っていれば文句のない美少女。
しかしたまに吐く毒舌がそれを台無しにしているとは仲間談。
魔導学院を最優で卒業し、最年少で賢者の称号を授かった才女。
様々な分野を習得した多彩な魔術はパーティの生命線とも言える。
本編には出ていないが学者の娘であり幼い頃から本を友として生きてきた。
それ故に対人関係の機微に疎く結構やらかす事が多い。
さらに寝食を惜しんで学業(魔術)に打ち込んでいた為か、発育期の栄養不足が祟りやや貧乳。でもスラリと伸びた美脚は密かな自慢。
シア程ではないがガリウスの加齢臭を気に入ってる発言など、この娘もこの娘で中々ヤバい一面があり、ガリウスの私物を勝手に拝借し一人遊びに耽るなど闇を抱えている。ちなみに一人遊びとは物を擬人化して話し掛ける事であり決してエッチな事じゃないので邪推してはいけない。
>フィーナ・ヴァレンシュア(19)
本編のヒロインにして聖女。
暴走するシアに油を注ぐ(焚きつける)悪女である。
元々は貴族の娘で何不自由なく裕福な暮らしをしていた。
お嬢様口調と教養はその時に身に着いたものである。
しかし政敵により家が没落してからは転落の一途を辿り、ゲスな貴族に身請けされ乱暴されそうになったところを逃走、孤児となる。
だがお嬢様にとって世知辛い世間を生きていく術はなくストリートチルドレンの仲間となり盗みで生計を立てる様に。
盗みに失敗し暴行を受け逃げ出すも、路地裏で力尽き掛けていた所をガリウスに声を掛けてもらい、飲む為に彼に同行していた老婆の法術で九死に一生を得る。
この老婆こそ教団を支える大司教の一人であり、自分を切っ掛けとして神の御許に直結したフィーナの強い資質に驚き、後継者として身元を引き受ける様になる。
以降は教団で厳しくも充実した(記憶を失うほどですわ、とは本人談)修業を積み、無茶をしては治療を受けに来るガリウスとの友誼を深めてきた。
長い間ソロでやってきたガリウスだったが、リアとの約束を機にパーティを組む事になり、その話を聞いたフィーナは親代わりの大司教に自分も同行したいと願い出た。
大司教もフィーナの気持ちには薄々気付いており実戦を積むのも修業の内さね、と快く送り出し以後は三人で冒険をするようになる。
金髪碧眼のいかにも清純そうでスタイル抜群の美女。
けどその内面は自身が運命に翻弄された事もある為か被虐趣味。
他人の不幸を蜜の味に感じてしまうという、ややはしたない体質。
聖女でなく性女ですわ、と豪語するパーティで一番残念な人。
感想、応援ありがとうございました。
おっさんと三人娘がいちゃつくところが読みたいと伺ったので、
頑張って第二部に突入しちゃいます。
まずは今までのおさらい的なキャラ紹介です。




