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第10話~謂れのない天罰~

 シファーグによってアスファルトの舗装がところどころ剥げている大通に案内されたチヨ子と隆太。禍々しい煙がところどころに漂い、おどろおどろしい雰囲気を醸し出したそこでシファーグはチヨ子と隆太の方を向きなおし。言葉を放った。


『ここまで来てくれてありがとう。・・・此処は、ミスラウ軍との戦いで最も残虐な戦いが行われた場所。』

「残虐な・・・って、どういうこと?」

『お前達が被害者面するなとか思うわけない、とは思うけど、此処では・・・ラーニウスの引き連れていたマイクロアニマルたちによる一方的な戦いが繰り広げられていたんだ。』


 シファーグのその言葉の後、周りの空間が一瞬にしてかつて栄えていたであろう頃の緑梅の風景に戻り、その出来事にチヨ子と隆太が驚きの表情を見せた。


「これは・・・現実!?」

「いえ、いままで緑梅は、ゴーストシティのような様相になっていたはず・・・。これは・・・!」


 突然の出来事に戸惑うチヨ子と隆太。少ししてバイキングのような角を生やし、腕が四本もある緑色の身体の生き物たちが片腕がグレネードランチャーのようになっていて、ウサギに似た頭部を持った生き物達を追いかけこちらに来るのが見えてきた。


「あの生き物は・・・!」

『追いかけられている生き物はサイエンスクリーチャーのグレテイス、プルニウス、フォーキスで、追いかけている四本腕の生き物はマイクロアニマルのボクサワー・・・ラーニウスの仲間だよ。』

「あっ・・・捕まっちゃう・・・!」


 シファーグが状況を説明するその横で隆太がそういったのち。バイキングのような角の生えた頭部をもつ四本腕の緑色の身体のマイクロアニマル・・・ボクサワーがプルニウスの腕をつかみ。持ち上げる。


『捕まえたぞ・・・マイクロアニマルに危害を加えた忌々しきサイエンスクリーチャーどもめ・・・!崇拝なるラーニウス様の下、罰を下してやる・・・!』

『ば、罰ってどういうこと!?俺達は。普通に牧場で暮らしていただけなのに・・・』

『それを貴方達の言うラーニウスという少年がやってきて私達を突然拉致していったんだ。・・・私達は、其方の事など何も知らぬ。』

『しらばっくれるな、狐風情がぁッ!』


 二本足で立っているキツネのような姿をしたサイエンスクリーチャー・・・フォーキスに、ボクサワーのパンチが命中し壁にたたきつけられ・・・今度は濃い灰色の体色をした鳥の生き物・・・ルバホークがボクサワーに代わりフォーキスの前に立つ。


『どこまで白を切るつもりだ?・・・そのまま白を切りとおすというならば、この俺が直々に罰を下してやろうぞ。』


 直後に始まるマイクロアニマルたちの攻撃。それを見て・・・チヨ子達は怒りをこみ上げさせていた。

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