#7 関係代名詞
今回は主に解説に重点を置きました。
どうぞよろしくお願いします。m(_ _)m
関係代名詞は日本語にはありません。だから苦手意識を持っている人も多いと思います。では英語にはなぜ関係代名詞があるのでしょうか。実はそれは“補足情報”を指し示すためにあるのです。
例文1(a): I am a girl and really like to read a book.
(私は女の子で本を読むのが本当に好きです。)
例文1(b): I am a girl who really like to read a book.
(私は本を読むのが本当に好きな女の子です。)
日本語において(a)と(b)はよく似ていますが、英語においては決定的にニュアンスが異なります。(a)は“女の子だ”ということと“本を読むのが好き”ということを並列しています。英語の世界では、この並列関係は「対象の説明」としては少々不適切なのです。なぜならこれは“修飾の関係”になっていないからです。
一方(b)は“本を読むのが好きな女の子”という表現で見事に女の子を修飾(説明)しています。この直列関係は「対象の説明」問題をうまく解決していると言えるでしょう。
また、「主語=私」「述語=女の子だ」を“文頭”で説明している点が英語の世界では美しいとされています。who以下の文章は全て修飾するための“補足事項”です。
したがって英語の世界では物事を説明したいときには必ず関係代名詞を使います。関係代名詞は人を修飾するときは「who」、物を修飾するときは「which」を使います。それぞれその性質を持った疑問詞を用いることで修飾関係を想像しやすくしているのです。
例文2: “This is the Mt. Fuji that is the highest mountain in Japan.”
この説明を聞いて英語圏の観光客は
“Oh-Yeah, that's great!と喜ぶことでしょう。
それから、説明されたら答えたくなりますよね?
旅行中にこう聞かれたら: “Are you tourist who come from China?”
こう答えてやりましょう: “No, I’m from Japan!”
ぜひ、関係代名詞を使いこなして説明上手になりましょう。
※主格の関係代名詞は「who」「which」「that」などがありますが、例文2では"the"などが付いた特定のヒトやモノを修飾する「that」を使用しています。
お読みいただきありがとうございます。関係代名詞の重要性が分かったかな?
少しでも分かってくれたら幸いです。次回は“人称視点”の予定です。




