#4 助動詞 (2)
今回は少し難しいかもしれないですけど、
頑張りましょう。"Do your best!"
次は「should」です。主に“~(する)べきだ”と訳します。
例文1: I should do that.
「私は・べきだ・する・あれを」つまり「私はあれをするべきだ。」くだけた表現にすると「私はあれをする“べきだろう”。」または「私はあれを“しなければならない”。」
と訳すことができます。“するべきこと”=“しなければならないこと”というニュアンスですね。
例文2: What/How should I do!
「何を/どうやって・べきだ!・私は・する」つまり「私は 何を/どうやって すべきだ!」よりくだけた表現にすると「どうしよう…!(焦り)」となります。
では、もう少し強制力を強めてみましょう。
そういうときは「have to」(ハフトゥー)を使います。
例文3: I have to do my homework.
「私は・持っている(状態)・目的を・する・私の・宿題を」つまり「私は私の宿題をする目的を持っている状態です。」くだけた表現にすると「私は宿題をしなければならない状態だ。」となります。ここで「have」について解説するとhaveは「持っている“状態”」を表す状態動詞の一つです。「be」は単に“現在の状態”を表すのに対し「have」は“継続した状態”を表します。だから現在完了形“have+過去分詞”で「ずっと~していた。」という日本語訳になるというわけですね。
「have to」の否定について考えてみましょう。
例文4: I don’t have to do my homework today.
「私は・しない・持っている状態・目的を・する・私の・宿題を・今日」つまり「今日私は私の宿題をする目的を持っていない。」くだけた表現にすると「今日私は宿題をしなくてもいい。」となります。
「してはいけない」ということを言いたいときは「do not」または「must not」を使います。
例文5(a): Don’t use it!
例文5(b): You must not use it!
(a)は、「(する)な!・使う・(形式)」つまり「使うな!」となります。
(b)は、「あなたは・~に違ってはいけない!・ない・使う・(形式)」つまり「あなたは使わない(事実と)違ってはいけない」と“二重否定”になります。つまり日本語では「あなたは“絶対に”使ってはいけない。」というニュアンスですね。また次の例文は、
例文5(c): You have to never use it!
「あなたは・持っている状態・目的を・決して~ない・使う・(形式)」つまり「あなたは決して使う目的を持っている状態にない。」くだけた表現にすると「あなたは“決して”使ってはいけない!」という意味になりほぼ同じ意味になります。
でも実は、「must」の主な使い方は「~に違ってはいけない」よりも「~に違いない」という使い方にあります。なぜなら前者の使い方はかなり“強制力”を感じさせるからです。
例文6(a): He must be doing his homework this Sunday.
「彼は・~に違いない・状態・している・彼の・宿題を・この・日曜日」つまり「彼はこの日曜日彼の宿題をしている状態に違いない。」くだけた表現にすると「彼は今週の日曜日宿題をしているに違いない。」となります。「must be」と文面にあったら「~に違いない」と訳しましょう。
例文6(b): It must be true!
「(形式)・~に違いない!・状態・真実」つまり「真実に違いない!」となります。もちろん、
例文6(C): He must do his homework now.
「彼は・~に違ってはいけない・する・彼の・宿題を・今から」つまり「今から彼は彼の宿題を“する(事実と)違ってはいけない”。」くだけた表現にすると「今から彼は宿題をしなければいけない。(脅迫的圧力あり)」というニュアンスになるため、(a)と紛らわしいです。だから前後の文脈や修飾語句で判断するようにしましょう。
また、「have to」と使い方と似た表現に「need to」があります。
例文7: You need to more learn your English.
「あなたは・必要だ・~のが(目的)・もっと・学ぶ・あなたの・英語を」つまり「あなたはあなたの英語をもっと学ぶのが必要だ。」くだけた表現にすると「あなたはもっと英語を学ばないといけない(ですね)。」これは「やんわりとした命令形」だと考えましょう。
また、疑問形にすると“必要がありますか?=するべきですか?”、否定形にすると“する必要がない=しなくていい”という意味になるので助動詞を使わなくても色々と応用が効くので便利です。
ところでちょっと変わった使い方に「be used to」(ユーストゥー)があります。
ここで「used」は“慣れている”という「名詞」として扱います。
例文8: I am used to eat natto.
「私は・状態だ・慣れている・~のが・食べる・納豆を」並び替えて「私は納豆を食べるのが慣れている状態だ。」くだけた表現にすると「私は(不特定の)納豆に食べ慣れている」つまり“食べ慣れている=しょっちゅう食べている”ということが言いたいのです。過去に何回もやったことなので状態動詞の"be"とuseの過去形"used"それと「~のが」という意味の"to"を使って表します。
以上、2回に渡って助動詞を学びましたがいかがでしょうか?
ニュアンスを精読することによって英語の慣用表現を丸暗記せずに
しっかりと理解してもらえたら幸いです。
お読みいただきありがとうございます。
次回は“使役動詞と知覚動詞”の予定です。
次回もお楽しみに!




