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#1 冠詞

日本の英語教育に物申す! 新解釈の英文法書をつくる。

まじで日本の教育を変えていきたい。そう思う今日この頃です。

皆さんこんにちは。皆さんは冠詞というとどういうイメージがありますか? 英語の冠詞は“不定冠詞”の「a/an」と“定冠詞”「the」の2種類です。これらは中学1年で習いますがなかなか上手く使い分けできる人が少ないのではないでしょうか?


例文1: I have an apple.


中学1年ではこれを「私は“1つの”りんごを持っている」と訳し方を習いますが、残念ながらこれは英語圏でのニュアンスとは全然違います。正しくは「私は“定義されていない”りんごを持っています」と訳すべきでしょう。


「a/an」は不定冠詞といいますがこれは定義されていないという意味です。つまり“誰のものでもなく、特定のものでもない”という意味です。


例文2: I have your apple.


これは「私はあなたのりんごを持っている」という意味です。このときりんごは“あなたの”と定義されています。他の誰のでもなく“あなたの”という限定の意味が含まれています。


例文3: I have the apple.


これは「私は“その”りんごを持っている」と中学1年で習いますがこれも正しくはありません。定冠詞という名前だけあって「私は“定義された”りんごを持っている」と訳すべきでしょう。結果的に日本語にすると“その”という単語になってしまいますが、ニュアンスとしては“特定の”というニュアンスのほうが強いです。


もう少し詳しく考察してみましょう。

「the」の場合は“自分と相手が共通して認識できる”という意味になります。


例文4: I know the highest mountain in Japan.


これは「私は日本で一番高い山を知っている」という意味ですが、“一番高い”と限定しています。だから最上級は必ず定冠詞の「the」と一緒に使うのですね。また限定されているということは自分も相手も同じものを特定できます。“唯一無二の”と訳せるかもしれません。一方、比較級の例文を見てみましょう。


例文5: I know higher mountain than Mt. Fuji.


「私は富士山より高い山を知っている」という意味になります。「than」は“~より”という意味です。このmountainには冠詞は付いていません。これは富士山より高い山は具体的に想像や限定をしていないという意味です。


例文6: I know a higher mountain than Mt. Fuji.


これは「私は富士山より高い山を“具体的”に知っている」という意味になります。これはエベレスト山やK2山などの“不特定の富士山より高い山”を具体的な山を指し示していることになります。


例文7: I know the higher mountain than Mt. Fuji


これは「私は富士山より高い“特定の”山を知っている」という意味です。つまり話者の頭の中には富士山より高い“特定の山”が想像できていて、その山について話したい。と言いたいわけです。以上が冠詞の使い分け講座でした。次回もお楽しみに。

お読みいただきありがとうございます。次回のテーマは「動詞」です。

学校で習わない方法に驚かれるかもしれませんが、身につけばビックリするほど良く分かります。

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― 新着の感想 ―
[良い点] どの程度細かいことを書かれるのかなと思った。 英文法には関心がある
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