第一話~真っ白な炎~
ファンタジーって面白いですよね(・∀・)第一作目の作品です!!!
この世の生物は様々。動物がいて、植物がいて宇宙人や空想の生物がいる。
そして人間がいる―――
人間は自由を手に入れることもできれば、自由を奪うこともできる
この世は全てが自分勝手な人間ばかりだ
倒れてる大人から漂う焦げ臭い匂いが周りを凍らした
「悪魔っ!!」
恐ろしくてたまらなかった。自分の周りにある沢山目が、人を傷つけてしまった自分の手が、『あくま』と呼ばれる自分が。
「っ!!」
必死に逃げた。誰もいない場所を求め
「誰か捕まえろ!!逃がすな!」
捕まったら殺される。死にたくないから死ぬつもりで走った。
誰にも助けを求めれない。誰も助けてくれない。15歳の俺は
―――――教室で一人の男を、真っ白な熱い炎で包み込み、殺した
炎に包み込まれたまま、もがき喘いで苦しんでる男の姿を思い出した
その情景を頭に流しながら階段を下りてると、踏み外し頭から落ちていった
「…えっ……」
…死んだ。頭打ったら死ぬなこれ…。生きてきた中で一番笑えない時だった
「一緒に来るのです…!」
そういう声が聞こえて、気がつくと俺はたくさん並ぶ家の上をを飛んでいた
「……。え?(;・Д・)」
聞こえるのはヒューとなる風の音と俺の制服がバタバタとはためく音。そして誰かのドクドクと波打つ心臓の音
上を見上げた
太陽が眩しすぎてよく見えないが、人だということはわかる。
「どこも打ってませんか?」
声で性別は男だということはわかる
「あ…ハイ……(゜◇゜;)」
ゆーっくり顎を引いて、もう一度下を見た。これって、浮いてるんだよな?
「!!!ギャァァァァアアアアアッッッ!!!離せぇえええっ!!」
「わわっ!!ちょっと暴れたら落ちてしま…!!」
ズルッ!
相手の腕から自分の腕が滑り抜けた
あ………今度こそ…死んだ?
真っ逆さまに落ちる俺。どんだけついてないんだよ俺!!!つかさっきから落ちてばっか!頭打って死ぬのが俺の運命なのか!?
落ちていく時のあたる風が少し気持ちよかった。そう思ってる途中で急にその風が変わった。ひんやりと冷たい。真冬の風みたいな…
腕や腰に何かがまとわりつき、しばらくすると風と重力がピタッと止まった
下を見るとあと一メートルくらいしか距離がなかった。腕を見るとまとわりついてたのは氷・・・
「痛い痛い痛い痛いっ!!!!」
冷たすぎてヒリヒリする
なんとか抜け出そうと必死になっていると、あの白い炎が腕から出てきてその氷を溶かした
「えっ…。!?げっ!?」
落ちて背中を強打
「いでぇーっ!」
少し涙を浮かせた。すると、白くて細い指をした手が差し伸べられた
「だ、大丈夫・・・ですか・・・?」
「あぁ?」
ちいさく「ひっ・・・」と聞こえたが、手は引いてなかった。上を見上げると、自分の顔が赤くなるほどの可愛い少女がこちらに手を差し伸べていた
「!!あ、ご、ごめん!」
と早口に言うとバッ!!と立ち上がった
「私!雪菜っていうの」
急に自己紹介してきたので驚いた。だけどすぐ、自分も自己紹介しないといけないと思い口を開いた
「お、俺は神崎幸也」
雪菜という少女は明るい笑顔になり手を出してきた
「これからよろしくね!」
彼女の笑顔に誘われていつの間にか手を重ねていた。ん?待てよ?『これから』?
「見つけましたよ。3人目」
さっきの男性の声が聞こえた。
「え゛っ?」
さっきは顔が見えなかったが今は見える。かなりのイケメンだった
「私は風牙といいます。これから一緒に生活していきますので、よろしくお願いしますね」
えーっと……嫌です。
第二話へ続きます
初めて書くけどよくわかんないなー