第7話
着いたはいいけどノックしたほうがいいのか…あれ、もしかしてあたし緊張してる?!いや、それはない。気を取り直してノックした返事が無い…むかついたのでノックし続けた。 「私を呼び出しといていないなんて何様よ?!」
「おい、あんま叩くなよ、壊れる」
「え?なんで後ろにいるの?」
「俺も人間なんで動くんですけど」
「あ、そっか。で何の用ですか?」
「ま、その前に中入れよ」
言われるがままに入ると、キレイに整頓された部屋が出てきた。 「うわぁ、すご〜い!部屋キレイ、ソファもある!」
「おい、騒ぐなよ」
「キレイ好きなんだぁ」
「まぁな。そんなことよりも最近のお前の態度おかしいぞ」
「は?そんなことないよ」
「じゃあ、なんで目を慌ててそらすんだ?」
「いや…それはその…まぁ特に理由なんて無いよ」その時、私はひらめいた!カオルのために西田情報をゲットしよっ 「ねぇ、先生は結婚してるの?」
「急になんだよっ」
「どうなの?」
「してないよ。」
「彼女は?」
「言わない。」
「なんでよぉ!!」
「わかったから、もう帰っていいよ」
「なんだよ、自分から呼んどいて」 ブツブツ言いながら教室に帰った。そーいえばカオルはどこの教室で話してんだろう?「涼子っ!やっと終わったか」
「カオル!?もう話しおわったの?」
「うん。真斗にちゃんとはなした」
「先生のことも?」
「ううん。それは話してない。でも真斗もきっとわかってくれたと思う。」
「そっか。そーだっ!西田今、国語準備室にひとりだよっ!行ってくれば?」
「え?まじ?でも緊張しちゃってむり〜」
「チャンスは掴まなきゃ」
「そっかぁ。カオルは?」
「あたしは先帰るよ。」
「わかった。じゃあ行ってくる」