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第17話

朝、目覚ましに起こされたよく考えるとなぜシュンさんが1回しか会ったことがない私に新作の服をくれたのか…。とりあえず学校に行くことにした。    歩いているとケータイがなっている。聡から電話だ 「もしもし〜」

『あ、涼子?今日、暇?』

「学校終わってからなら…どうしたの急に。」

『会いたい。涼子不足で力がでない』       「なにそれぇ〜」

    『まっ、とりあえず学校終わったら電話よろしく!』「わかった。」

涼子不足っていうのは意味不明だけど正直嬉しかった            教室に入るとカオルの姿はなかった。       そして杏の姿も。    紗季は違うクラスなので来てるかわからないが行く気にもなれないので席についていた。        結局2人は来ないまま……放課後になってしまった。スッキリしないが聡と約束があるので電話した。  「聡?終わったよ」『おぉ!じゃあ迎えに行くよっ』学校の前で聡を待っていると…車が止まった、西田だった。         「おぉ何してんだお前」

「先生には関係ない…」

「それよりさぁ、今日カオル来てなかった?」

「あぁ来てないですね」

「そっかぁ」

その時、後ろからクラクションをならされた。   そしてかなり怒ったような低い声で怒鳴られた   「おい涼子、行くぞ」

  「あ、聡。」      西田に軽くお辞儀して聡の車に乗った。ずっと無言だった。   「聡…怒ってるの?」

「別に。」

明らかに不機嫌そうだったなんで怒ってるのかわからなくて私もなんだか機嫌が悪くなった。      聡の家の前で車は止まった

「なんでさっきから怒ってんの?」

「別に怒ってねぇよ」

「怒ってんじゃん」

私まで怒鳴ってしまった。しばらく沈黙が続いた…そして聡が静かに口を開いた          「ごめん怒鳴ったりして。…でも涼子が男と話してるのがすごい嫌で自分で思ってる以上にイラついちゃってさ。」

「あたしこそ…ごめん」

車から降りて聡の部屋に入った。         「俺さ、涼子が他の奴のとこ行っちゃいそうで恐いっていうか…」

初めて聡が可愛く見えた…

「あたしはどこも行かないよっ。」

それから夜までずっと話していた。車で家まで送ってもらった。自分の部屋に入ると眠りに落ちた。次の日もカオルは学校を休んでいた。電話してみた…出ない…どーしたんだろうと思いながらも連絡の取りようがなく何も出来ずにいた。カオルが学校に来なくなって1週間……。杏は気まぐれで来たり来なかったり。紗季は相変わらず優等生でカレともうまくいってるらしい。       私はどうしたらいいのか…

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