表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/30

第15話

今日はなぜかスッキリ目覚めた。

ケータイをみると10時・・メールがきてる。    《涼子〜!おはよぉ。今日10時30分に学校前ね!》 カオルからだ…7時に来てる!早起きだなぁ…ってそんな事言ってる場合じゃない。約束の時間じゃん! そう、前カオルとバスケ部の試合見に行くって約束してた…なんでまたバスケなのか。カオル興味あったっけ?とりあえず化粧して…… 制服に着替えようと思ったけど時間もないしだるかったからスウェットのまま行くことにした。      なんとか時間には間に合った。カオルはもう来ていた。制服でばっちり決めている。          「おぉ〜!涼子!ってかスウェットじゃん」

「ごめんごめん。寝坊して時間なかったからさ」

「全然いいけどねっ!」 「ねぇカオル、なんでバスケ部なんかみるの?」

「え?…そりゃ顧問が西田先生だから」

やっぱり西田が関わってた…。

体育館のなかに入るとちょうどうちの学校の試合が始まったとこだった。

ベンチにはもちろん西田。カオルはベンチしか見てない。

あたしは試合を見ることにした。

見たことある人がコートにいる…だれだろう?   いつ……あっ!西田に呼び出された時に教室の場所教えてくれた人だっ!   バスケ部だったんだ。ハーフタイム…カオルは西田の所に走っていってしまった。それと入れ代わりにさっきの教えてくれた人が走ってきた。      「あの…さ、俺のこと覚えてる?」

「え…あぁ、前に場所教えてくれたよね?」

「そうそう。」

「バスケ部だったんだ」

「うん。今日はあの子の付き添い?」

「そうだよ。」     「あの子、ずっと練習とかまで来てマネージャーやってる。」

        「そーなんだぁ」

「最後まで見ていってね」

そう言って走っていった。その時、杏から電話が来た『涼子?今日は聡君と遊んでないの?』      「遊んでないよぉ。カオルとバスケ部の試合見にきてる」

『なんで??』     「顧問が西田でカオルの付き添い」

『は?なにそれぇ!また自己チュー許してるわけ?』

「そーゆー事じゃないよ」

『まぁ涼子がそう思ってないならいいけど』    「うん。それよりどうした?」

『いや、今日さちょっと付き合ってほしいところあってさ』         「試合終わってからでいいなら大丈夫だよ」

『ほんと?カオルはいいの?』          「うん。多分、西田のとこ行っちゃうと思うし」

『そっか。じゃあ学校の前で待ってるね』     「はぁい。じゃ後でね」

 また試合を見ることにした。

うちの学校が勝ってるみたい。さっきの人が活躍してる。そうこういってるうちに終わってしまった。 案の定、カオルは西田のとこに走っていってしまった。わかっていたけどちょっと落ち込む。杏との約束もあるから帰ろうとしたとき声をかけられた…さっきの人だ 「あ、あの…試合見てくれた?」

「え?あ、うん。お疲れさま。すごい活躍だったね」

「ありがとう。あのさ、名前教えてくれない?」

「名前?…涼子だよ」  「俺、隼人。よろしくね」

「あぁよろしく…」

隼人くんは嬉しそうに走って行ってしまった。   「なんだったんだろう?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ