プロローグ
はじめてヤンデレヒロイン物に挑戦です!
人には誰にだって思い出したくはない過去があるはず。~~俺、昼神十七夜にだってそんな過去あるさ‥‥でも他人とは比べ物にならない程の酷い過去なんだ‥‥。
~それは俺が中学二年、三年前の冬の季節、イヴから始まった~
「わーてるって、忘れていないって」
「「ホントに?必ず来てよね」」
「ああ!絶対約束する!」
俺には彼女がいた。名前は西条真奈夏、俺と同年。
俺は彼女と彼女の家でクリパをする予定があった。
「それじゃまた明日な」
「「うん!」」
この時の俺はなんて馬鹿だったんだろう‥‥。
カチャン‥‥‥ケータイを閉じた音が部屋に寂しくこだました‥‥。
「‥‥十七夜君と私の世界に他の人はいらない‥‥だから私が消してあげる!‥‥」
そう言って彼女は両手にナイフと拳銃、両膝に改造したスタンガンを仕込ませ、彼女にとっての邪魔者が来るのを待っていた。
~クリスマス当日の夕方五時半頃~
「ゲッ!?ヤッベ!?昼寝してたら寝過ごしちまった!早く‥‥」
ピーピーピロリー
「こんな時に限って一体誰だよ?空気読まない奴は」
それは別クラスにいる悪友の良田阿久富からだった。
「ハア‥おい、良田今日俺が彼女とクリパやるって知ってんだろうが!嫌がらせか?もしそうだったら‥‥」
「「違うんだ昼神!お前の彼女って隣町の二番街の二番目の家に住んでんだよな?」」
「ああ、そうだが」
「「俺、今お袋のお使いで来ているんだがそこから叫び声が聞こえてきたんだよ!」」
「なんだって!?」
「「俺は中に入って様子を確かめてくるからお前も早く‥‥うわがっ!?‥‥‥」」
ビリビリッ!
「!?おい!?良田どうした!?‥‥何があったんだ!?‥‥