TSドアマット令嬢、いきなり「婚約者を譲れ」と言われる――いや、なんで?いらんけど!
「お前は姉なのだから、リリアにレオン殿を譲りなさい」
「……いや、なんで?」
俺がそう答えると、食堂が静まり返った。
昨日までの俺は、四十二歳の独身男だった。
職業はライトノベル編集者。
悪役令嬢も婚約破棄も追放も、仕事で腐るほど読んできた。
それが目を覚ましたら、家族に何でも譲ってきた十八歳の伯爵令嬢セシリアになっていた。
だから分かる。
これ。
いわゆるドアマット令嬢ってやつだ。
まさか俺がなるとは思わなかったけど。
「……お姉様?」
隣に座る金髪の美少女が、大きな青い瞳をぱちぱちさせた。
「今、なんて……?」
「いや、なんで? って」
もう一度言った。
だって分からないものは仕方ない。
「どうして俺……じゃなかった。私の婚約者を、妹に譲らないといけないんですか?」
父親の眉が跳ね上がった。
「お前は何を言っている! リリアはレオン殿を愛しているのだぞ!」
「はあ」
「だから姉であるお前が身を引くのが当然だろう!」
「……いや、なんで?」
「セシリア!」
怒鳴られた。
どうやら俺の名前はセシリアというらしい。
セシリア・コージェル。
コージェル伯爵家の長女。十八歳。
栗色の長い髪に、緑色の瞳。
鏡で確認した限りでは、かなりの美少女だった。
そして昨日までの俺は田中浩司。
四十二歳。
独身。
ライトノベル編集者。
趣味は晩酌。
仕事は作家への催促、企画会議、校正、締切管理。
そして時々、締切を過ぎた作家に泣きつくこと。
最後の記憶は、残業帰りに横断歩道を渡っていたところまで。
気がついたら、この少女のベッドで寝ていた。
異世界転生なのか。
憑依なのか。
夢なのか。
そもそも、どうして四十二歳のおっさんが十八歳の伯爵令嬢になっているのか。
分からないことだらけだ。
ただし。
目覚めた瞬間から、この身体の持ち主――セシリアの記憶だけは頭の中にあった。
だから分かる。
目の前の少女が妹のリリア。
正面で怒鳴っているのが父。
その隣にいるのが母。
そしてレオンというのが、セシリアの婚約者だ。
そこまではいい。
「リリアは身体が弱いのです」
母が諭すように言った。
「あなたは健康でしょう? 少しくらい妹に譲ってあげても――」
「婚約者を?」
「そうです」
「少し?」
「……セシリア?」
おかしい。
俺がおかしいのか?
この世界では婚約者というのは、夕飯のおかずくらい気軽に譲り合うものなのだろうか。
「お姉様」
リリアが胸の前で手を組んだ。
「私……レオン様のこと、本当に好きなの」
来た。
編集者時代、何度読んだか分からない展開だ。
妹が姉の婚約者を欲しがる。
家族はなぜか妹の味方。
そして姉に我慢を強いる。
原稿なら、この辺りで俺は赤字を入れる。
――家族へのヘイト、十分です。
ただし。
自分がヒロイン側になると、まったく笑えない。
「そうなんだ」
「はい」
「じゃあ、レオン様に告白すれば?」
「え?」
「好きなんでしょ?」
「でも、レオン様はお姉様の婚約者で……」
「うん」
「だから、お姉様が婚約を解消してくだされば……」
「それは違うだろ」
思わず素で返してしまった。
「欲しいから譲ってくれって、人間相手に言うことじゃないよ」
「でも……お姉様はレオン様がお好きでしょう?」
「…………」
難しい質問だ。
セシリアは好きだったらしい。
記憶を探れば、レオンの顔を思い浮かべるだけで胸が温かくなる。
だが。
俺は昨日まで四十二歳のおっさんである。
二十歳のイケメン貴族と結婚したいかと聞かれれば。
別に。
というか、できれば遠慮したい。
「まあ、正直いらんけど」
「「「え?」」」
三人の声が重なった。
「あ」
しまった。
「い、いらないのですか?」
リリアが恐る恐る聞いてくる。
「いや……その……」
もういいか。
「それとこれとは話が別でしょう」
「何がだ?」
「私がレオン様を欲しいかどうかと、リリアが欲しがったから私が譲らなきゃいけないかは別問題です」
「…………」
「それに」
俺は父を見る。
「さっき、家族なら妹の幸せを願うものだって言いましたよね?」
「あ、ああ」
「じゃあ、妹も姉の幸せを願うものじゃないんですか?」
「…………」
あ。
止まった。
父親が止まった。
母親も止まった。
妹まで止まった。
なんだこれ。
もしかして、この家。
今まで誰もそれを言わなかったのか?
原稿なら担当作家に確認するところだ。
――先生。この家族、全員これで本気なんですよね?
残念ながら今回は。
先生が……いらっしゃらない。
◇
自室に戻った俺は、机に向かって頭を抱えていた。
「……ひどい設定だな」
セシリアの記憶を整理すればするほど、そんな言葉しか出てこなかった。
八歳。
リリアが欲しがった髪飾りを譲った。
九歳。
誕生日に買ってもらったドレスを、リリアが泣いたので譲った。
十歳。
リリアが寂しがるからと、自分の家庭教師の時間を減らした。
十二歳。
妹の失敗を庇って代わりに叱られた。
十四歳。
母に頼まれて使用人の勤務表を作り始めた。
十五歳。
父に頼まれて領地から届く収支報告を整理するようになった。
十六歳。
社交界の招待状や贈答品まで管理するようになった。
十七歳。
病弱なリリアに代わって、母が行うはずだった慈善活動の実務まで引き受けた。
そして十八歳。
今度は婚約者を譲れと言われている。
「これ、読者から『なんで逃げないの?』って感想来るやつだぞ……」
でも。
セシリアには逃げるという発想そのものがなかった。
八歳から十年間。
「姉だから」
「家族だから」
「リリアは身体が弱いから」
そう言われ続けてきた。
原稿なら簡単に言える。
主人公にもっと主体性を持たせましょう。
でも。
十八年間それが当たり前だった人間にとっては、その一歩が難しいのだろう。
「……よく頑張ったな」
誰に言うでもなく呟いた。
胸の奥が少しだけ温かくなった。
それから俺は紙を取り出した。
前世で嫌というほどやってきた作業だ。
まず問題点を洗い出す。
使用人二十七名の勤務確認。
食材・日用品の発注確認。
領地から送られてくる月次収支の一次確認。
取引先への礼状。
社交関係の招待状管理。
贈答品の選定。
慈善院への寄付管理。
妹の薬と診察の日程調整。
妹のドレスの手配。
妹の家庭教師との連絡。
妹の――
「……担当編集か、俺は」
違う。
セシリアだ。
危ない。
しかし。
締切管理も。
スケジュール調整も。
トラブル対応も。
気づけば一人に集中する。
そういう現場を、俺は嫌というほど見てきた。
そして、その末路も知っている。
できる人間に仕事を集中させると。
そいつが倒れた瞬間、全部止まる。
「よし」
俺はペンを置いた。
「全部やめよう」
◇
翌朝。
「お嬢様、こちらを」
家令が書類の束を持ってきた。
「何です?」
「領地からの収支報告でございます」
「ああ。それなら父上へ」
「……旦那様へ?」
「当主ですよね?」
「はい」
「じゃあ父上の仕事でしょう」
家令が固まった。
十分後。
「セシリア!」
父がやってきた。
「これはどういうことだ!」
「何がです?」
「収支報告だ! いつもお前が整理しているだろう!」
「父上の仕事ですよね?」
「今までお前がやっていた!」
「今までがおかしかったんですよ」
「なっ……!」
昼。
「お姉様、明日のドレスなんだけど」
「仕立屋さんに言って」
「お姉様が選んでくださらないと分からないわ」
「じゃあ、好きなの選べば?」
「でも……」
「十七歳だよね?」
「そうだけど……」
「大丈夫。俺なんか昨日から十八歳だ」
「え?」
「なんでもない」
危ない危ない。
午後。
「セシリア、来週のお茶会の招待客ですが」
「母上が主催ですよね?」
「ええ」
「では母上が決めてください」
「今まであなたが――」
「今までがおかしかったんです」
夕方。
料理長。
家令。
侍女長。
母。
父。
妹。
全員から同じような話をされた。
そして俺も全員に同じことを答えた。
「自分のことは自分でやりましょう」
夜。
ベッドに倒れ込みながら思った。
「……なんで十八歳の娘一人抜けただけで、この家ガタガタになるんだよ」
完全に属人化している。
編集部なら会議案件だ。
◇
三日後。
来客があった。
「レオン・グランツ侯爵令息がお見えです」
俺は紅茶を吹きそうになった。
来た。
婚約者。
つまり。
俺が「いらん」と言った男。
「……会わないと駄目?」
「婚約者様ですので」
「ですよね」
腹をくくった。
応接室へ向かう。
そこにいたのは、黒髪の青年だった。
背が高い。
整った顔。
二十歳。
侯爵令息。
なるほど。
はいはい。
ヒーロー枠ね。
俺、こういう男を何十人校正してきたと思ってるんだ。
セシリアの記憶が、彼を見た瞬間に反応する。
胸の奥が、きゅっと締めつけられた。
「うわ」
「セシリア?」
「なんでもありません」
身体の元持ち主の感情なのか。
俺の感情なのか。
分からない。
というか困る。
四十二歳のおっさんだった俺に、二十歳のイケメンを見て胸を高鳴らせろと言われても困る。
「話がある」
「はい」
「君が私との婚約を解消したがっていると聞いた」
「……誰からです?」
「君の父上だ」
あの親父。
「理由を聞いてもいいだろうか」
「ありません」
「何?」
「私は婚約解消したいなんて言ってません」
レオンが黙った。
「父上からは、妹があなたを好きになったから譲れと言われました」
「……待て」
「はい」
「リリア嬢が私を好きになった」
「はい」
「だから君が私を譲る」
「そうらしいです」
「私は?」
「はい?」
「私の意思は?」
「聞かれてないみたいですね」
長い沈黙。
レオンが額を押さえた。
「……私は物か?」
「奇遇ですね。私もそう思いました」
初めて。
この世界に来て初めて。
俺は心の底から誰かと分かり合えた気がした。
まともだ。
この男、まともだ。
ヒーローとして非常に重要なポイントである。
「それで」
レオンが顔を上げた。
「君自身はどう思っている?」
「何がです?」
「私との婚約だ」
「…………」
困った。
「正直に言ってくれ」
「いいんですか?」
「ああ」
「昨日までなら、いらないと思ってました」
「…………」
しまった。
正直すぎた。
「昨日まで?」
「そこは気にしないでください」
「そう言われると気になるが」
「気にしないでください」
「……分かった」
素直だな、こいつ。
「ですが」
俺はレオンを見る。
「リリアが欲しがったから譲れと言われるのは違うと思います」
「ああ」
「あなたにも意思がありますし」
「ああ」
「だから婚約をどうするかは、私とあなたで決めるべきです」
レオンはしばらく俺を見ていた。
やがて。
ふっと笑った。
「そうだな」
「はい」
「なら、私は婚約を続けたい」
「……即答ですね」
「私が婚約したのはセシリアだからな」
そういうことを。
さらっと言うな。
胸がまた変な動きをした。
原稿なら分かる。
ここだ。
ここで読者をキュンとさせる。
ヒーローの好感度を上げる。
そのための台詞だ。
何百回も読んできた。
分かっている。
なのに。
「……実物、破壊力あるな」
「何か言ったか?」
「何も」
まずい。
非常にまずい。
「君は?」
「……保留で」
「保留?」
「少し時間をください」
「分かった」
「理由は聞かないんですか?」
「嫌だと言われていないなら、待てる」
やめろ。
いい男になるな。
こっちは「いらんけど」で始めてるんだぞ。
◇
俺が仕事を放棄して一週間。
コージェル伯爵家は、見事に混乱していた。
取引先への返事が遅れた。
慈善院への寄付の日程を母が忘れた。
リリアの診察予定が重複した。
夜会への出欠返答を忘れ、先方から確認が来た。
そしてついに。
「セシリア!」
父が俺の部屋へ飛び込んできた。
「助けてくれ!」
来た。
編集者時代なら分かる。
問題を放置していた人間が、締切直前になって助けを求めてくる顔だ。
「どうしました?」
「領地からの報告だ! 数字が合わん!」
「確認すればいいのでは?」
「どこを確認すればいいのか分からん!」
「家令に聞いてください」
「家令も分からんと言っている!」
「では会計担当を雇ってください」
「間に合わん!」
父が机を叩いた。
「家族なのだぞ! 少しくらい助けてくれてもいいだろう!」
「…………」
俺は父を見る。
そして。
笑った。
「そうですね」
「では!」
「父上も家族ですよね?」
「……何?」
「今まで私はずっと家族を助けてきました」
机の引き出しを開ける。
あの日作った紙を取り出した。
「こちらをどうぞ」
父が受け取る。
「これは……」
「私がやっていた仕事です」
一枚。
二枚。
三枚。
父の顔から血の気が引いていく。
「これを……全部?」
「はい」
「お前が?」
「はい」
「なぜ……」
「家族だから、だそうですよ」
父は黙った。
「ですので」
俺は言った。
「今度は父上が、私を助けてください」
「……」
「私がやらなくても済むようにしてください」
父は何も言えなかった。
ざまぁ。
仕事ではよく見た言葉だ。
もっと酷い目に遭わせる原稿も山ほど読んだ。
でも。
俺はこれくらいでいいと思った。
相手を不幸にするより。
セシリアが楽になる方が大事だ。
◇
「お姉様」
その日の夜。
リリアが部屋を訪ねてきた。
「入っていい?」
「どうぞ」
珍しく元気がない。
ベッドの端に座り、俯く。
「私……お姉様に嫌われたの?」
「嫌ってないよ」
「じゃあ、どうして?」
「何が?」
「どうして何もしてくれなくなったの?」
俺は少し考えた。
「じゃあ、リリア」
「うん」
「一つ聞いていい?」
「何?」
「君は、私に何をしてくれた?」
リリアが顔を上げた。
「え?」
「私が君に何をしてきたかじゃない。君が私に何をしてくれたか」
「…………」
長い沈黙。
答えは出なかった。
「私、お姉様のこと嫌いじゃないよ」
「知ってる」
「大好きだよ!」
「うん」
「じゃあ!」
「好きな相手なら、何をしてもいいわけじゃないだろ」
リリアが黙る。
「欲しいものがあるなら欲しいって言えばいい。でも、相手が嫌だと言ったら諦める。それだけだよ」
「……レオン様も?」
「もちろん」
「お姉様は、レオン様が好きなの?」
「…………」
また難問が来た。
「分からない」
「分からない?」
「うん」
「婚約者なのに?」
「人生には色々あるんだよ」
「お姉様、十八歳よ?」
「俺の中では四十二年分くらい色々あるんだよ」
「俺?」
「…………」
「お姉様?」
「忘れて」
「やっぱり最近のお姉様、変」
リリアが少しだけ笑った。
俺も笑った。
◇
それから一か月。
コージェル伯爵家には会計担当が雇われた。
母には秘書役の侍女がついた。
リリアは自分でドレスを選ぶようになった。
最初は酷かった。
紫色のドレスに黄色いリボンを合わせてきたときは、さすがに口を出しそうになった。
だが我慢した。
失敗する自由も必要だ。
父は――。
「セシリア」
「はい」
「今まで、すまなかった」
ある朝、突然頭を下げてきた。
「お前が何でもできるから、甘えていた」
「……そうですか」
「父親失格だな」
そこまで言われると困る。
俺は別に、こいつらを破滅させたいわけじゃない。
「じゃあ、これから直してください」
「ああ」
「あと、リリアにも仕事を覚えさせてください」
「ああ」
「家族ですから」
父が苦笑した。
これでいい。
少なくとも俺はそう思う。
物語なら、もっと派手なざまぁが必要なのかもしれない。
でも。
これは物語じゃない。
今の俺にとっては。
たぶん、人生だ。
◇
そして。
俺にはもう一つ、大問題が残っていた。
「セシリア」
「はい」
「今度の休みに、二人で出かけないか?」
「……どこへ?」
「王都に新しい劇場ができたそうだ」
「それって」
「ああ」
レオンは平然と言った。
「デートだな」
「…………」
来た。
ついに来た。
原稿なら何度も見た。
ヒーローとの初デート回。
読者が待ってましたと喜ぶところだ。
俺も何度、作家に言ったことか。
――先生、そろそろ二人をデートさせましょう。
過去の俺を殴りたい。
「嫌か?」
「いや……」
嫌ではない。
そこが問題なのだ。
一か月。
レオンは何度か屋敷を訪れた。
そのたびに話をした。
こちらが嫌だと言えば引く。
分からないと言えば待つ。
セシリアの意見を聞く。
勝手に決めない。
たったそれだけ。
たったそれだけなのに。
この身体の中に残っているセシリアの記憶が。
そして最近では、たぶん俺自身まで。
少しずつ。
この男を――。
「セシリア?」
「近いです」
「すまない」
素直に離れる。
それだよ。
お前、そういうところだぞ。
「……行きます」
「本当か?」
「はい」
レオンが嬉しそうに笑った。
その顔を見た瞬間。
胸が跳ねた。
俺は思わず胸元を押さえる。
「どうした?」
「なんでもありません」
おかしい。
非常におかしい。
俺は知っている。
こういう展開を。
ヒロインが最初は意識していなかった男を、少しずつ好きになっていく。
王道だ。
ベタだ。
何百回も読んだ。
そして編集者として何度も言った。
――王道でいいんです。
――読者が読みたいのは、そこですから。
まさか。
自分がやることになるとは思わなかった。
「セシリア」
「はい?」
「楽しみにしている」
「……私もです」
言ってしまった。
レオンがまた笑う。
俺の心臓がまた跳ねる。
窓の外を見る。
青い空。
見知らぬ世界。
見知らぬ身体。
俺がなぜここに来たのかは、まだ分からない。
田中浩司は死んだのか。
セシリアはどこへ行ったのか。
それとも俺とセシリアは、もう同じ人間なのか。
分からない。
でも。
これだけは分かる。
十八年間。
家族のために何でも我慢してきたドアマット令嬢セシリア・コージェルは。
あの日を境に。
二度と、誰かに踏まれることはなくなった。
そして。
「いらんけど」
そう思っていた婚約者については――。
まあ。
保留ということにしておこう。
なにしろ俺。
異世界恋愛を何十本も担当してきた、四十二歳のおっさんなのである。
……自分がヒロインになる研修なんて、一度も受けてないけどな。
TSドアマット令嬢×四十二歳おっさんラノベ編集者。
誰が混ぜろと言った。
私です。
というわけで、かなり好き勝手に書いた実験作です。
もし「このおっさんの異世界恋愛、もうちょっと見たい」と思っていただけましたら、評価・ブックマークで教えていただけると嬉しいです。
反応が良ければ続きます。
悪ければ――。
田中浩司(42)は、このままセシリア・コージェル(18)としてレオン様と幸せに暮らしました。
――で、ノーマルエンド確定です。
(浩司にとってはバッドエンド)




