50 エピローグ。百年後、天界にてside神トム
50 エピローグ。百年後、天界にてside神トム
真っ白の空間。
神トムは天界の玉座で佇んでいた。
目の前に不老不死の首飾りを侍女にひったくられたフクダ一世がいた。
彼女は永久に年を取らない不老不死の首飾りを持っていたが、失ったとトムに告げた。
「トム様……私はこれから転生するのでしょうか?」
不安に駆られているフクダ一世が、弱弱しい声で言った。
「……そうだ。フクダ一世。君はこれから転生する。
中々な人生だったよ。世界を統治した功績は素晴らしい。
だけど弱き民を蔑ろにしていた過去がある。
でも、ライオネルが軌道修正してくれたようだね。
君の魂は全く汚れてはいない。逆に清らかな心で満ちている。
これから君の転生先のプランを練る。
君が望むもの、君が得意なもの、君が好きなものを教えてほしい」
トムは玉座から立ち上がり、フクダ一世を見上げた。
「私は超高知能で伸し上がっていきました。
私が得意なことは頭脳を使って物事を成し遂げることです。
私が好きなのは鳥です。空を飛びたいのです」
「そうか。成らば君を超高知能のグレートホークの女王に転生させよう。
勿論、ギフトとして人化出来る能力も付けてあげる。
これならば文句はないだろう。大丈夫。君は運命力は強い方だからね」
トムに優しくそう言われて、フクダ一世は光に包まれ、無事に転生を終えた。
トムはフクダ一世の転生を見届けて、これからも転生待ちの人物の転生プランを一緒に考えてあげようと思うのであった。
優しさに満ちた世界を創造するために尽力するとトムは誓うのであった。
END
これにて完結となります。
皆さん読んでくださりありがとうございました。
また次回作でお会いしましょう。




