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38 天使軍団side神皇女

 38 天使軍団side神皇女



 神皇国――ゴッドパレス

 神皇国に聳える空中浮遊するゴッドパレスの頂きに神皇女の玉座があった。

 神皇国……新興の国家であり、世界有数の軍事力を誇る。

 国民全員が神クラスの力を有し、全員が青い衝撃を使える。

 正に神聖なる国家であり、古の魔導王ルインを信仰し、ルイン教が布教している。

 国是は魔導王ルインの復活。

 仮初の君主を司る神皇女が暫定的に王座についている。

 神皇女は始祖魔導王ルインが持つ究極魔導眼を持ち、時空間魔法を操る強者である。

 神皇女の右目の力は時空間魔法、左目の力は相手の技を瞬時に模倣するコピー能力。

 故に最強無比……誰も神皇女には逆らえない。

 国民全員が神たる神皇女に首を垂れ、敬い崇め奉っている。

 故に神皇女に不可能はない。

 国民全員の脳を操り、洗脳に近い波動を照射している。

 神皇女の名声は鰻登りだった。

 神皇女は今年で16歳になる。

 神トムをこの手で葬り去り、神皇女を頂点にする強者が君臨する世界を実現させると誓ったのだ。


 ――神トムは後五分で動きを見せると、私の究極魔導眼が教えてくれる。


 神皇女は究極魔導眼の極め過ぎで少し先の未来が読める。

 神皇女は両目を細めて何もない空間を指示した。


「フォース、もうすぐだよ。魔導王ルインが復活するのは……」


 神皇女は玉座で佇みながら、左腕の腕輪を小突いて、笑みを零した。

 歪んだ嘲笑の笑いが渦巻き、神トムからの刺客を心待ちにしていた。


「5……4……3……2……1! 神トムだ!」


 ギャイン! ギャイン!


 白装束の天使の軍団がその場に襲来した。

 天界からの刺客にその場の法衣を着た神皇女側近たちが喚きだす。

 神皇女の次に位が高い枢機卿が、聖剣を手に神皇女を守るように厳戒態勢が敷かれた。

 枢機卿は二メートル近い大男であり、古の勇者剣神ブレイブ……。

 神皇女の六大天魔将の一人である。


「天使の集団か! 神皇女様! 我らにお任せを……」


 枢機卿ブレイブは聖剣を手に翳し、天使の一人を一刀両断した。


「打ち首!」


 そのままブレイブは次々と寄ってくる天使を切り裂いて、打ち首。


「神皇女に歯向かうやつは打ち首だ! 打ち首! 打ち首!」


 ブレイブ無双の始まりである。

 使っているのは剣神流『両断の剣戟』なのだが、その太刀筋は歴代剣神を上回る。

 加えてその膂力は天使共に引けを取らないと目されていた。


「打ち首!」


 最後の天使を見事に打ち首したブレイブは両手を合わせて、


「ありがとうございました!」


 天使たちを成仏させて昇天させた。

 供養を終えたブレイブは元の持ち場へと戻る。


「流石に古の勇者ブレイブに掛かれば赤子の手をひねるような物だな」


 神皇女はグラスに注がれた飲み物を一気に飲み干し、留飲を下げた。

 天使たちの残骸を神皇女は踏みつぶし出した。

 徹底的に神皇女は踏みつぶした。

 恐竜が蟻を踏みつぶすかの如く有様であった。


「虫けらの掃除だ」


 右手を翳すと残骸が消滅し、掃除をしておけと枢機卿ブレイブに命じた。

 神皇女は下らない、虫けらの分際でゴッドパレスを汚されたと不快感を表わしにしてその場から姿を消した。

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