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25 ローズの選択sideローズ

 25 ローズの選択sideローズ



 エルフ国国門付近の平原。

 ローズは反ハイエルフ連合軍の盟主として大将軍の天幕で諸将を出迎えていた。


 反ハイエルフ連合軍の陣容は以下のとおりである。


 盟主ローズ

 戦神

 大魔王コールド

 アイスジェネラル

 勇者ライラ

 魔導騎将アレクサンダー

 破壊剣のリーヴァイ

 大賢者アーロン

 イーグル王国国王ルーカス

 イーグル王国王弟カイル

 魔竜王ドラゴニュート

 皇帝ブラッドフォード


 計三十万



 全世界からハイエルフ……傲慢で知られるフリーダを八つ裂きにする為に集められた軍隊である。

 対して傲慢なフリーダに傅く兵力はたったの百五十に満たない。

 ローズ自身は武力を持たないが、統率力に定評があった。

 特に切り札であるのは当代の勇者である勇者ライラである。

 勇者ライラは歴代最強の勇者と誉れ高い少女である。

 戦神に至っては、かつて魔導王ルインと戦ったことがあるという伝説の存在。

 そして大魔王コールドはアイスジェネラルを始めとした氷の軍勢を無尽蔵に生み出して兵力を揃えている。


 ――死角はない。私の息子を軟禁した小娘には死をもって償わせる。


「諸君。良く集まってくれた。エルフ国国門を落とす。

 先鋒隊は魔導騎将アレクサンダー殿にお任せいたします。

 アレク殿にはダイヤモンドの外殻を纏った兵団三千を持つとお聞きしました」


「私にお任せあれ。ローズ殿。軟禁されたのは私の孫でもあるのです。

 さっさと助けなければ。早速、攻め掛かります」


「うむ。後詰として破壊剣のリーヴァイ二千を出撃するものとする」


「ローズ殿。人間共と侮っていた我は情けない。

 人間よりも傲慢なハイエルフに鉄槌を下さなければならないことにようやく気付いた」


 大魔王コールドは今回の大戦で究極体で臨んでいる。

 長年の因果を断ち切るべく、ハイエルフ王女フリーダを地獄に送る気だ。

 究極体コールドは圧倒的な膂力を誇る大魔王である。

 見る者を畏怖し、その剛腕を以て魔界を牛耳ってきた。

 早速、ローズは号令をかけ、破壊剣のリーヴァイとアレクサンダーに出撃の下知を下した。

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