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18 剣神VSミアsideミア

 18 剣神VSミアsideミア



 ミアは魔導眼を爛々と輝かせる。

 一方のラインハルトも手刀を構える。

 それにミアは刮目した。

 剣を持たず、手刀でミアを迎え撃つというのだ。

 ミアは木剣を手に神速の踏み込みから、剣神ラインハルトの間合いへと潜り込む。

 多くの門弟が見守る中、両者の激闘に火蓋が切られる。


「神速の剣戟!」


 ミアは魔導眼の力で身体能力を最大限にまで引き上げ、音速を超え、神速の速さで剣神に斬りかかる。

 魔導眼の力を得たミアはこの世のあらゆる全ての技を習得したのだ。

 全ての技を引っ提げて剣神に挑む。

 そのことにミアは自然に高揚していた。


「神速の剣戟……それは剣王に到達した者のみに許された技。

 しかし、剣の道を極めた私には通じない。奥義、水流剣『極み』」


 剣神は手刀を構え、ミアの神速の剣戟を受け流した。

 受け流されたミアだが、後方に一歩引いて間合いを取る。

 水流剣『極み』は剣神に到達した者だけが唯一使える究極の奥義。

 しかもその練度が尋常ではない。

 明らかに研ぎ澄まされた百戦錬磨。


「この程度か? 魔眼を開眼して調子付いたようだが、私には勝てん。

 私は大魔王コールドよりも強い!

 究極の力に溺れた小娘が、私に勝てるなど見果てぬ夢に過ぎない」


 大魔王コールドよりも強い……その言葉の重みにミアは愕然とする。

 それにミアはこの男の言っている事が嘘ではない事は今の攻防で証明されている。

 攻め手がない。

 幾ら攻めても水流剣『極み』によって受け流されてしまうからだ。


「今度は此方から行くぞ……見せてやろう。我が最強剣の練度を。

 最強剣『かまいたち』!」


 ラインハルトは手刀を両手で十字に放つ。

 斬撃が後方で攻め手を探るミアを斬りつけた。

 剣を持たず、手刀で斬撃の刃を飛ばせるなど理に反する行い……正しく剣神、剣の神様だ。


「この私がここで負ける筈がない! 『倍返しの剣戟』」


 ミアは魔導眼の力で自らの体の傷を回復させてから、剣神の秘奥義である『倍返しの剣戟』を放つ。

 ラインハルトの放った『かまいたち』の威力を倍にして返す。

 斬撃の嵐が、ラインハルトを襲う。

 だが、ラインハルトの体がブレる。

 全ての斬撃をラインハルトはいなして受け流した。


「無駄だ。私の体は受け流しに特化している。

 しかし、その魔導眼とやらの力は剣神の秘奥義である倍返しの剣戟までもコピーするのか。

 なら、これはどうだ? 最強剣『烈風の斬撃』! これが私の最強の技だ!」


 何処からともなく風の刃が、ミアを襲う。

 これが剣神の必殺の一撃。


「『倍返しの剣戟『極み』』」


 倍返しの剣戟が更に精度を増す。全てを返すその剣戟は剣神の最強剣を討ち下した。

 受け流しを一切許さないその一撃は剣神をその場に崩れ去す。


「見事だ、ミア! 貴様こそ真の最強の剣士……」


 15歳の娘が、歴代最強の剣神を下す。

 誰もがその光景に異様な眼差しを向けていた。

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