表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BNT‐新世界‐ ~新しき第2の人生~  作者: 余暇乃
第一章 『OPEN THE WORLD』
1/7

第一章 0【始まりはパパッと】

 時代の流れというのは時に美しく時に残酷に映る。

 俺の思い出の塊であるゲームソフトは、世間では古臭く懐かしいと呼ばれるモノになってしまった。

 そんな感傷的な気持ち(センチメンタリズム)に一人酔っていると、一人暮らしの寂しい空間にインターホンの音が鳴り響く。適当に会釈をし荷物を受け取る。ついに俺はこの流れに乗る時が来た。



 「BNT‐新世界‐」+「VRセット」



 BNT-新世界‐(以下BNT)は第二の人生と呼ばれるほど自由度が高く、あらゆる事ができるようになっている。職業選びから何から何まで自由。戦闘メインに行動するのもよし、専門分野を極めてプレイヤーに装備品や武器を売るのも良し!(配信者のプレイ映像を見て得た知識だから詳しくは知らん。だって説明書は読まない性格たちだからね。)


 「ほんの少し前までは『VRは危険だ~』とか『脳に影響が~』とか言ってたのによぉ」


 誰もいないことを良いことに無駄なことをぽつぽつとつぶやく。なんて無駄なことなんでしょう。うふふふふ。目前に楽しみがあるとテンションがどうしてもおかしくなってしまう。


 「じゃ、俺今からこのゲームハマるから…お前らとはあまり会えないかもしれない。…今までありがとな…。」


 俺が愛したゲームとお別れを済まし、ヘッドセットを装着。今のはすげぇな重さとか全く感じないんだなと感想を抱けるほど年齢は重ねてないが、そんなことをうっすら考えながら瞼を開ける。


  恋窪八尖こいくぼやざき 17歳 参るッ!


 

 「OPEN THE WORLD」


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ