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狐様小説の情報保管庫  作者: 狐っ子舞々
異世界『グレヴィトス』の情報
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魔物に存在する種の詳細

 

 人間界にはギルドとしてのランク付けが存在するが、この世界には無数な種類の魔物が生息しているのだ。


 その中でもドラゴンなどは滅多にお目にかかれない上に、討伐依頼も流れてくることはほとんどない。


 元より異世界『グレヴィトス』では、魔物タイプを除いたドラゴン達は知能を持っていることが多い。


それ故に無駄な争いを生むことを拒む知能を持ったドラゴンは、人間界とは関わりを絶っているため、討伐されることは万に1つもない。





 魔物は100年以上の時を生きると『超生種』と呼ばれる個体に変異し、知能や強さも元の姿より格段に強くなった物となる。


 ちなみにだがドラゴンはそれに該当していて、100年未満の者は『ドレイク』や『ワイバーン』と、知能のない魔物として呼ばれる。


 人間は全てのドラゴンを『魔獣』と認識しているため、たとえ知能があり喋れるドラゴンであろうと攻撃の手を弱めることは無いに等しい。


 そしてこの世界には沢山の魔物が存在するが、同じ種族の中でも強さは異なっており、それぞれに呼び方がある。



 ・通常種



 遭遇する魔物の大半が通常種であり、他の種と比べて飛び出た力を有している訳でもない。


 その種族特有の攻撃をメインに使い、行動も系統的であり大半の通常種は人里離れた場所を拠点にしている。


 種族によって異なるが、拠点を離れ村を襲ったり、食料を捜し求めたり子孫を残そうとしたり多種多様だ。


 通常種の周りに上位種、または王種が居る場合は常に従って行動する。



 ・上位種



 通常種の中でもリーダー格の種。


 戦闘に長けている上、他の個体と比べ少しだけ知能があり、群れで行動したり簡単な作戦を練ったりと通常種とはかけ離れた頭の働きを見せる。


 通常種との見分けの付け方は至って簡単。


 魔物の上位種には、通常種とは総じて異なった形相が現れていて、魔物によっては根本的な見た目が違うやつも存在している。


 上位種の上が群れに存在せず、上位種が討伐された場合の通常種はほとんどが逃亡を図り、戦意を喪失する。



 ・王種



 その種族、または群れの王に当たる種で、上位種とは見た目も強さも異色の物。


 下位魔物の王種でもかなりの手強さを誇るものが多く、討伐依頼に出た場合は報酬も比較的高めに設定されることがほとんど。


 王種を討伐=魔物が全滅⋯⋯と言った感じではなく、もし王種が死んだ場合は他の上位種が王に成り代わったりと謎な点は多い。


 王種が存在しない種族もごく稀にいるが、その場合の大半は上位種か、先で紹介する超生種がリーダーとなる。



 ・古代種



 はるか古来から生きている個体を指し、抜きん出た特殊な力を持っている物が多く、魔物としての希少性も高い。


 古代種には強力な武器を作る際に必要な素材を持っていて⋯⋯冒険者は見かけた時、血眼になって古代種を討伐すると言われている。


 種族によって異なりはするが⋯⋯長らく生きてきた故だろうか、古代種の周辺には通常種の気配はないことが多く、群れの場合、仲間は上位種がほとんどを占めている。



 ・亜種



 その命が誕生した時から同族とは違った性質と見た目を持つ個体を指すのが『亜種』。


 亜種に至っては上位種、王種と比べてもステータスが比較的高めである分、100の群れに一体存在するかどうかの希少さ。


 亜種が持つ武器や作成に必要とする素材は、大して上位種と変わらず、ただ力を持った魔物として世間では認識されているのだ。


 ただ、亜種はその力の強さ故の危険性から、ギルドからの討伐依頼も多発し、たとえ依頼を受けてなくとも、討伐が戦績に反映されれば特別な報酬を貰えたりするとか。



 ・変異種



 何らかの原因で異質な力を持った魔物の種で、亜種は族に適した能力を持つのに対し、変異種は他種族が持つような力を有していることが多い。


 亜種とは異なり、変異種は生態系を破壊し尽くさんとする個体のため、見かけたら即刻討伐せよと国から勧告が発令されている。


 これと言った目立った素材を持つことはなく、亜種とは違って特別な報酬が貰えたり、討伐依頼が流れてくることもない。


 そう、これはあくまで"国からの発令"で、討伐できる力を持っている者が見逃した場合は極刑に値する。



 ・超生種



 100年以上を生きた魔物がごく稀に変異する。

 それが超生種。


 通常種がなんだろうが、100年の時を生きて変異したら最後。

 知性を持った魔物に変貌し、人間レベルの知性を持つことから討伐も困難とされている。


『100年生きた魔物が変異』したのが上の

『超生種』で、特に変異をしなかった魔物は

『古代種』と呼ばれるのだ。


 超生種と成り立った場合は『知能と力』が、どの種をも凌駕するものに。


 また、「変異」という事で『変異種』とややこしくなりがちだが、族に適した力を手に入れ知性を持ったのが『超生種』。


 超生種が存在する種族は極小数で、今のところ上位に該当する魔物でしか確認されていないとか。


 超生種が知性を持つと、大半が人間との関わりを絶ち、人を襲わなくなる。


 それは人間が食物連鎖の中で頂点に君臨する上、100年の経験から人間は復讐心が強いと踏んでいるから。


 それを恐れず街を襲おうとする魔物の大半は絶対的な強さを誇る種族、または個体。


 超生種ドラゴンに関しては争いを拒む性格をしているため、人里離れた山でひっそりと暮らしている。


 ⋯⋯たまに龍の鱗などの素材を求めて、無謀にも狩りに来る人間は、争いを拒んでいるとは言っても、やはり容赦なく殺すらしいが。


 〜


 これとは別に、ギルドランクのような魔物に付けられたレベルが存在するが、別の章にて解説してます。


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