これからの動き
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みんな大丈夫かな? もう朝になるけど。
ガイアはウーラノスに連絡をした後、宿のベッドで報告を待っていたのだ。
・・・タルタロスに連絡してみるか。
ーー通信要請中……。
ーー通信要請中……。
ーー通信受諾。
「タルタロス! 大丈夫だったか?」
「わざわざご連絡いただきありがとうございます。私を含めたSSRのランクの者たちは無傷ではないですが無事です。・・・ですが他の者たちが」
タルタロスはどんな戦いだったのかの説明と残っている魔物の報告をした。
「・・・そうか」
「私がマスターを任されているにもかかわらず、このような犠牲を出してしまい申し訳ございません」
「そんな謝らなくていいよ。俺がもっと早くに撃滅部隊のことを知ってたらこんなことにはならなかっただろうし。今回の犠牲は悲しいけど、今はこれからのことを考えて行こう」
「・・・承知いたしました」
ガイアとタルタロスはこれからのことについて話し合った。
・もっと強い敵がダンジョンに来る恐れがある
・魔物の補充
・模擬戦ができる学校施設としての今後の動き
「優先すべきは学校施設としての運営かと思います」
「どうして?」
「魔物の補充を早くしなければなりませんが、そのためにはダンジョンポイントが必要です。それを継続的にたくさん獲得できるようになれば結果的に魔物の補充や補強ができるはずです」
「なるほどね。よし! そうしよう!」
「具体的にどのように運営していきましょうか」
「今は撃滅部隊を退けたという大きなニュースがある。これである程度の知名度を獲得できると思う」
「確かにそうですね。では、このダンジョンで模擬戦が出来ることをさらに広めましょう」
広告についてはダンジョン管理補佐のフェイルとシッツに任せることとなった。
「学校を優先するにしても最低限の補充は必要だよな」
「はい。では現在獲得できているダンジョンポイントで魔物を生み出してもいただいてもよろしいでしょうか」
「うん。いいよ。でも、そっちに行くのに時間がかかるな」
「では、ベッタダンジョンでガイア様が魔物を生み出し、アルフのダンジョンへは魔物自身で向かってもらうしかないでしょう」
「・・・そうだよね。不安だけど仕方ない。今日の夜に生み出してそっちに向かわせるよ」
「かしこまりました」
今後の動きが決まった2人は通信を切り、それぞれ行動に移していった。
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