ヒューリからの提案
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ダンジョンから帰った夜、すでにハルは眠っていた。ガイアも眠りにつこうとベッドに入ると声が聞こえてきた。
「やあ!」
「やあって……。またかヒューリ」
昨日は怒っていたが、今日は元気だな。
「実は一つ提案があってね。今日ダンジョン管理者を倒したでしょ?」
「ああ。それがどうした?」
「そこのダンジョンも管理しなよ」
「……え?」
「そうすればもっとポイント稼ぎやすくなるでしょ?」
「……まあな。でも、今は冒険の途中だぞ」
「いいじゃないか。君ならできるさ! って事で今からダンジョンに向かおうか」
「今からだと!」
「早く準備しろ!!」
ヒューリがうるさいのでウルフ達とともに、仕方なくダンジョンに向かった。
「ダンジョンについたけど、どうすればいいんだ?」
「水晶のある部屋を探すんだ」
ガイアはヒューリに言われた通り、水晶の部屋を探す。
ミノタウロスは奥の部屋から出てきたから、そこらへんにあるんじゃないかな?
行ってみよう。
ガイアは奥へ奥へと進んでいき、ついに見つけた。
「あったぞ。水晶の部屋」
「お! お疲れ様! じゃあ水晶に手をかざして」
ーー管理者確認。このダンジョンの管理を行いますか。
これに答えればいいのか。……YES
ーー承諾確認。ダンジョン管理者ガイアに管理を委任します。
「よし、これでオッケーだ! じゃあ任せたよー!」
そういってヒューリとの通信が切れた。
「ほんとに勝手なんだから。まあとりあえずポイント交換しようかな
ポイント交換
1パック……100pt
厳選パック……500pt
1デッキ……1000pt
部屋……160pt
部屋拡大……80pt
配置変更……80pt
ダンジョン間通信……500pt
少し汚い風呂……90pt
少し汚い大浴場……200pt
少し汚い寝室……90pt
鉄の宝箱……100pt
銅の宝箱……150pt
ダンジョン管理数が増えたからか、ダンジョン間通信が交換できるようになっている。
これは必要になるだろうから先に交換しておこう。向こうの状況も知りたいしね。
1298pt-500pt=798pt
ガイアは早速、水晶で通信を試みる。
ーー通信要請中……。
ーー通信要請中……。
ーー通信要請中……。
ーー通信要請中……。
ーー通信要請中……。
どうしたんだろうか。たまたま水晶の部屋にいないだけか?
「主! 主!」
一緒にダンジョンに来ていたシャドウウルフが声を上げた。
「どうした?」
「向こうのダンジョンが大変だよ!」
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