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 ガイア達はダンジョンのかなり奥地まで進んでいた。

「そろそろ引き返しましょう」

「そうね。何個か宝物も見つけたし」

 そういって引き返ると後ろから声が聞こえてきた。

「待て。貴様ら」

「なんだ!?」

 見るとそこには大きな斧を持ったミノタウロスがいた。

「というかお前だけでいい」

 ミノタウロスはガイアを指差して、そう言った。

 

 なんで俺なんだ? ……【鑑定】してみるか。



##

種族:ミノタウロス(ダンジョン管理者)

名前:ブロー

スキル:【斧術】【馬鹿力】


ダンジョンレベル:1

保有ポイント6970pt

##

 


「ダンジョン管理者か!」

「そうだ。……一つ質問だが、ミフロスってやつに心当たりはあるか?」

「いや、ないな」

「……そうか、まあいい」

 話を聞いていたハル達に話しかけられる。

「ダンジョン管理者なら倒した方がいいよね」

「なんでだ?」

「倒しておかないとダンジョンが強大化してしまうのです。そうなると手に負えなくなるので、その前に倒しておく必要があります」


 じゃあ俺も危ないってことだな。やっぱ力をつけておく必要があるな。


「よし! 倒すわよ」

「おー!」

「俺に勝つつもりでいるのか。舐めるなよ」

 ミノタウロスのブローは斧を振りかぶり襲ってきた。

「ハル!」

「任せろ!」

 ルミの指示でハルが盾で攻撃を防ぐ。

「みんな! 目を塞いでおいて」

 ライトウルフがそう声をかけたあとに【閃光】の魔法を使う。

「うわっ! 目が」

 ブローが視界を奪われている間に、ガイアが突撃する。

「はあ!」

「ぐっ! そこか!」

「なに!」

 ガイアの剣がブローに掴まれる。

「魔法を使ってきます! 注意してください!」

「【馬鹿力】!」

「危ない! 【影縛り】!」

「主! 【咆哮】!」

「ぐはっ……」

 ウルフ達のコンビネーションにより、ミノタウロスのブローを倒すことが出来た。

「ありがとな。お前たち」

「主が無事でよかったよ!」

「ぼくも!」

「やっぱ強いな。シャドウウルフとライトウルフは」

「頼もしいわね」

「じゃあ管理者も倒したことだし、帰りましょうか」

「はーい!」

「はーい!」

 ガイア達はミノタウロスの素材や魔石を剥ぎ取り、町に帰ることにした。



 町に戻りギルドで魔石寄付を行った。

「ガイアさんはこれでレベルアップでございます。おめでとうございます。引き続き頑張ってください」

 というわけで新たにスキルを獲得した。


##

種族:ヒューマン(ダンジョン管理者)(冒険者)

名前:ガイア

スキル:【カードパック】【鑑定】【剣術・見習い】【炎付与】


ダンジョンレベル:2

保有ポイント:1298pt

冒険者レベル2

##


 【炎付与】か。武器に炎属性を付与して、威力を高められそうだな。



 一方その頃、アルフの冒険者ギルドにて訪問者がいた。

「お待ちしておりました。ソロス様」

 ソロスと呼ばれた者は50代ほど。日頃から鍛えているのか、歳のわりにとても筋肉質だ。

「久しぶりだな、ミッド。変わりないか?」

「はい。元気にやらせてもらってます」

 ミッドにとってソロスは顔馴染みの先輩ギルド職員であった。ソロスは現在、冒険者ギルド本部にて職員として働いている。

「それは良かった。……それで、ダンジョンの対応はどうしている?」

「それは……」

 ミッドは以前通信があった時から、ダンジョンへの対応は何も変えていなかった。というより、変えることができなかったのだ。

「何もしていないか」

「はい……。不足の事態に対応できるほど強い冒険者がいかなったもので」

「お前がいるじゃないか」

「昔の話です。それに、私だけではどうすることもできません」

「なるほど。じゃあ俺が行くしかないな」

「……よろしいのですか」

「そうするしかなさそうだからな。深夜に向かうから、ダンジョンの立ち入りを禁止しておいてくれ」

「分かりました」


 無事に帰ってきてくれればいいが、大丈夫だろうか。

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