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 ここで、捕らえたフェイル達がどうなったのか教えよう。


 まず、ゴブリンキングの【隷属化】で冒険者全員が勝手なことをしないようにした。

 誰かしら抵抗するかと思ったが力の差を理解したのか、みんな大人しく従っていた。

 ダンジョンレベルが上がったことで2階層を利用できるようになったので、そこに新しく部屋を作り冒険者達の居住スペースとした。布団など何もないので、後日買いに行ってもらおうと思う。

 また、その中に少し汚い大浴場を設置してあげた。臭いやつと過ごしたくはないからな。

 

 こいつらの仕事内容としては、ダンジョン内の清掃や模擬戦の審判、居住スペースの整備などだ。

 もっとキツい仕事をやらせたかったが、思いつかなかったのでしょうがない。


「こいつらがダンジョンで過ごすならポイントが入る」と思っていたが、そんなことはなかった。

 ゴブリンキングに【隷属化】されたことで、冒険者ではなくダンジョン管理補佐という立場に変わってしまった。

 だから、レベルを上げるには俺と同様にダンジョンを大きくする必要がある。

 

 ちなみにフェイルと取り巻きのシッツとかいう奴の【鑑定】結果はこちら。



##

種族:ヒューマン(ダンジョン管理補佐)

名前:フェイル

スキル:【大槌術】【重量操作】【重力球】【鼓舞】【魔法盾】


ダンジョンレベル:2

##


##

種族:ヒューマン(ダンジョン管理補佐)

名前:シッツ

スキル:【小剣術】【潜影】【逃げ足】【暗殺】


ダンジョンレベル:2

##



 冒険者としては、それなりの強さだったらしい。その力をこのダンジョンで発揮してもらいたい。



「ねえ、アークデーモン」

「なんでしょうか」

 今俺たちは監視ルームからダンジョンの様子を見ていた。

「そろそろ俺の部屋というか家を作ってもいいと思うんだ」

「いいと思いますよ。お言葉ですが、なぜ今まで作ってこなかったのか疑問です」

「……」

 

 まあ、確かにアークデーモンの言う通りなんだよな。でも、ダンジョン経営やらカードパックのことやらで自分のことを考えられなかったんだよね。

 食事も睡眠も要らないし。

 でも良く知らん冒険者には部屋があるのに、俺の部屋がないのはおかしいだろ!

 

「とにかく作るから!」


 ということで、自分の部屋というか家を作ることにした。

 場所はトレントの森の一角。

 

 ここが一番明るくて、解放的だからな。


 家を建てるために部屋拡大もした。

 家の細かな内装はアークデーモンと相談しながらトレントやゴーレム達に手伝ってもらう。

 ポイント交換でもらえる風呂やベッドは少し汚いのでフェイル達に掃除をしてもらう。



 数時間後、トレントの森には立派な家が建っていた。

「すごくいいよ!」

 窓が大きく、外の光が入りやすい。木造のため木の温もりを感じることもできる。


 でも、もっといい家にしたいな!

 俺のダンジョンは下級らしいから、力としてはまだまだだろう。

 強いやつが来ても大丈夫なように、ダンジョン経営頑張ろう!


 いずれは世界一のダンジョンに……!



 ポイント残量346pt。

読んでいただきありがとうございます!!


評価★★★★★もつけていただけると感動します!

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