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カードパック解放

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 いくつになっても、ガチャとかパック開封って楽しいよな。


 そう思いつつ開封をしていく。

 中には、カードに種族名の書かれたものが入っていた。



カードパック開封

魔物

〈スライム〉〈ゴブリン〉×2〈スケルトン〉〈ガーゴイル〉×2〈コボルト〉

R

〈ゴブリンリーダー〉〈オーク〉〈トレント〉

SSR

〈アークデーモン〉

 

ダンジョン施設・アイテム

〈転送装置〉



「おっ! SSRが出たのか。良かったな」

「どのくらいのランクなんだ?」

「魔物はC、R、SR、SSR、URが出る。だからSSRは凄い方だぞ」

「なるほど。つまり、俺は運がいいということだな」な!」

「まあ、そうだね」

「このカード状態のものをどうすれば使えるんだ?」

「『カード解放』と念じれば魔物として出現するよ」

 早速ガイアは、SSRの〈アークデーモン〉に『カード解放』と念じた。

 すると、カードから煙が大量に出てきて物を形作っていった。

 煙が晴れると、1体のデーモンがいた。

 肌は黒く、目は赤い。羊のような角があり、背丈は2メートル程あり、長い三叉槍を持っている。

「初めましてマスター。マスターのために死力を尽くさせていただきます」


 ……かっこいい! こんなかっこよくて強そうなやつが俺の仲間だなんて、嬉しすぎる! 大事に育てよう!


 ガイアは言葉も忘れて、アークデーモンを見つめていた。

「何か問題でもありましたか? マスター?」

「……!? あ、いや、なんでもない!」

「そうでしたか」


 よーし! この調子で他のやつも解放しよう!

 

 〈アークデーモン〉と同じように〈スライム〉なども全て解放した。


 どいつも可愛いな。ゴブリンでさえも愛おしく思える。こいつらも大事にしよう!


「とりあえず、この【カードパック】を使いながらダンジョンを強くしていけばいいってことだよな?」

「そうだ。しかし、その部屋は少し狭いんじゃないか?」

「確かにな。俺1人だったらそうでもなかったんだがな」


 さすがに魔物を11体も解放したら狭いよな。

「ではマスター。他の魔物どもを殺しましょうか?」

「いや! ダメだから! みんな死ぬのは許さないから! 絶対!」

「かしこまりました」


 よかった。話のわかるやつで。ここで殺されてたら、俺のメンタルが崩壊してたぜ。


「狭いなら、ポイントを送ることで部屋を広くできるぞ」

「でも俺、ポイント持ってないぞ」

「そうだったな。ちょっと待っててくれ」


 しばらくすると、壁や天井が動き出した。部屋から出られる通路が出来たり扉ができたりした。


「すごいな! これ!」

「とりあえず、そこの部屋を広くしたのと、新しい部屋をもう2つ作っておいたぞ」

「マジか! ありがとう!!」

「借金だけどね」

「……ん?」

「200pt分」

「ん??」


 この自称神は何を言っているんだろうか。


「ちなみに50ptで1パック。500ptでデッキが買えるよ。風呂とかベッドとかもろもろは、水晶で確認してみてね」

「勝手に話を進めるな」

「あ、もう時間だ。わからないことは水晶のヘルプ機能で質問してみてね。バイバイ!」

「……」


 一方的に切られてしまった。とりあえず水晶を確認してみるか。



水晶機能

 ポイント交換・カード合成・借金返済・ヘルプ機能



 カード合成ってなんだ? ヘルプ機能使ってみよう。



ヘルプ

Q.カード合成とは?

A.同じカードを3枚合成し、強力なカードに作り替えられます。



 なるほど。今は、カードを持ってないから関係ないな。

  あと、ポイントってどうやったら獲得できるんだろうか、詳しく聞いてなかったな。



ヘルプ

Q.どうやったらポイントは貯まる?

A.ダンジョンに人が立ち入るとポイントが発生。一般人が5分過ごすと1pt。強い人が過ごすほど獲得量上昇。ダンジョンレベルが高いほど獲得量上昇。



 ん? ダンジョンレベル? ステータスに書いてあったやつか?



ヘルプ

Q.ダンジョンレベルとは?

A.ダンジョンの強さを表す。ダンジョンの規模を大きくするとレベルが上がる。



 これは、勝手に上がっていきそうだから気にしなくていいかもな。

 

「マスター。我々は何をすればいいでしょうか?」


 水晶の機能に夢中になっていたら、アークデーモンに話しかけられた。


「あ、ごめん。……そうだな。アークデーモンを筆頭に部隊編成をした後、各部屋に就いてくれ。ダンジョン運営を始めよう」

「承知しました」


 もっといい生活できるように、ダンジョンを強くしていくぞ!

読んでいただきありがとうございます!


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