一斉襲撃開始
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ガイアがベッタダンジョンに到着すると、中を修復するラビット系統の魔物が必死に働いていた。
エルフやドワーフ達もそれぞれ働いているが、以前よりも数が減っている。襲撃によって犠牲が出たためだ。
「おかえりっちゃ! マスター!」
「ただいま。みんなは元気?」
「この通り元気っちゃ! エルフ達の秘薬のおかげっちゃよ!」
「それならよかった」
ハイクイックラビットに挨拶をした後、ウーラノスに会うために水晶の部屋へと向かった。
そこではウーラノスが気持ちよさそうに寝ていた。
「寝てるのか・・・。なら話は後にしようかな」
「・・・ん。・・・マスターか」
ウーラノスがガイアに気がつき、あくびをしながら起き上がった。
「あ、起こしちゃったか」
「着いていたのか」
「ああ。みんな元気そうでよかったよ」
「数は少なくなっちまったがな」
「そうだね・・・」
「次来たら俺がボコボコにするさ」
「頼んだよ。・・・てゆうかちょっと俺も休んでいいか。飛び回りすぎて疲れた」
「好きにしろ」
ガイアはダンジョンポイントを使って新たな部屋を作り、そこで眠ることにした。
ダンジョンに何かあったら起こしに来てもらうつもりだ。
その頃、ベッタダンジョン上空。
「ここも久しぶりだな」
ミフロスとリゼはドラゴンに乗ってダンジョンを眺めていた。
「そろそろ他の魔物達もダンジョンに到着した頃でしょうか」
「多分ね」
「では坊ちゃん、襲撃を始めますか?」
「そうしよう。僕はとってもワクワクしてるよ! ここでグリフォンを手にできるんだからね!」
「油断大敵ですよ」
「確かに。でも油断するのは仕方ないよね? だって負ける想像が全くできないんだもん」
「いざというときは私がいますから、存分にやりましょう」
「おー! じゃあゴズ、メズ。頼んだよ」
「「承知!」」
ドラゴンは下降し、ベッタダンジョンの前に降り立つ。
「じゃあ殺さない程度にやっちゃって!」
ゴズとメズは大きな斧を担いでダンジョンの中に入っていった。
「2体にとっては懐かしい場所だろうね」
「あのミノタウロスから貰った者達ですからね」
「まあ、覚えてないだろうけど」
ゴズとメズに着いて行く形で、ミフロスとリゼも入って行く。
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