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ガーマダンジョンに出発

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 ガイアが魔物の配置を決めた後、それぞれのダンジョンに魔物を送り届けることになった。

 新しくカードパックで出たものはまだ解放してないので、ガイアが手元に持っている。しかし、すでに解放済みの魔物は移動させる必要があるので、ヘルマンの【魔物収納】を使って移動させることになった。

「移動の前にまずはベッタダンジョンの仲間達を解放じゃな」

「よし」


『カード解放』


 ベッタダンジョンに配置される新しい仲間のハイクイックラビット、クイックラビット、パワフルラビットが現れる。

 ハイクイックラビットは体が青白く、全長は人間の腰ほどだった。クイックラビットとパワフルラビットはひと回り小さいウサギだが、色が異なる。クイックラビットは鮮やかな青色だが、パワフルラビットは赤色だった。

 ハイクイックラビットがガイアに頭を下げて挨拶をした。

「どうもちゃ! マスターのためにオイラの力を使うっちゃ!」

「よろしくね! ダンジョンでの詳しい動きはウーラノスに聞いてくれ」

「よく働けよ。小物」

「小物じゃないっちゃ! オイラはハイクイックラビットっちゃ!」

「口答えするな」

「そっちのせいっちゃ!」


 ウーラノスと言い合いを始めてしまい、ガイアも少し困った。しかし、我が子のような2体が元気な姿を見て少し微笑ましい気持ちになっていた。

 言い合いが落ち着いた頃に、ウーラノスに今後のダンジョン運営の仕方について説明をした。

 基本的にはアルフダンジョンの模擬戦を行い、人を集める。これとは別にエルフとドワーフが作っている武器などがあるので、その販売をすることで人を集める方法も伝えた。


 ガイアとヘルマンはベッタダンジョンの外に出て、アークワイバーンを解放した。

「流石アークワイバーンじゃな。大きい」

 全長5メートル程あり、色は赤黒い。背中もある程度の広さがあり、ガイアとヘルマンが乗っても大丈夫だ。

「よろしくね。アークワイバーン」

「此方こそ。宜しく頼む。主様」


 ガイアとヘルマンがベッタダンジョンの外で、アークワイバーンの乗り心地を確かめていると、送別のためにハイクイックラビットが来てくれた。

「わざわざ来てくれたのか!」

「もちろんっちゃ! また会いに来てほしいっちゃ!」

「もちろんだよ! 何かあったらウーラノスに助けを求めてね」

「はいっちゃ!」

「じゃあそろそろ行くね」


 ガイアはそう言ってアークワイバーンに指示を出し、上昇する。

「ばいばーい!」

 ハイクイックラビットは元気に跳ねながらガイア達に手を振る。

 それを見ながらガイアとヘルマンはアークワイバーンの背に乗り、ガーマダンジョンに向けて飛び立った。

読んでいただきありがとうございます!

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