アルフダンジョンへ出発
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王城跡地で行われていたスピーチが終わり、エリザベス、ルロイ、ユキが集まっていた。そこにガイアが訪れる。
「ユキ!」
声をかけるとみんながガイアのことに気がつく。
「あ、ガイアさん!」
「こんにちは、エリザベス様」
「ガイアくん、どうしたの?」
「ちょっといいかな」
「うん」
ガイアとユキは少し離れたところに移動し、アルフダンジョンが襲撃されていることを話した。
「大変じゃないですか! じゃあ今から向かうんですか?」
「ああ。だからしばらくはお別れだな」
「・・・そうですよね」
「ダンジョンのことを片付けたら、必ずユキに会いに行くから」
「私も早くガイアくんの手助け出来るようにしますね」
二人の会話は恋人かのようなものだったが、当の本人達は気づいていない。オリジンヴァンパイアがいれば、必ずからかわれていただろう。
「お互い頑張ろう」
「はい!」
お互い握手をして、エリザベス達のもとに戻る。
「エリザベス様。俺は先を急ぐので、これで失礼します」
「分かりました。何かあったようですからね。お気をつけて」
「ありがとうございます」
隣にいたルロイもガイアに声をかける。
「君たちのおかげでエリザベスも国も救われた。本当にありがとう」
「こちらこそありがとうございました! ルロイさんのおかげで街の被害を抑えられたんですから」
「また会おうな」
「はい!」
ガイアは3人に別れを告げ、王都の外に出る。
外ではヘルマンが待機していた。
「お疲れ様じゃな」
「お待たせ」
「オリジンヴァンパイアはどうしたんじゃ?」
「ギルドのことを任せたんだよ」
「ユキ殿は?」
「貴族だからね。やることがあるのさ。それよりもアルフダンジョンに急ぐよ」
「何かあったんじゃな」
ガイアは襲撃のことを話すと、ヘルマンは急ぐためにフェニックスを【魔物収納】から出した。
「・・・なんだい?」
「アルフダンジョンまでお願い出来るか?」
「・・・眠いけど。いいよ。・・・乗って」
「ありがとう!」
ガイアとヘルマンはフェニックスの背中に乗り、アルフダンジョンに向けて飛び立った。
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