ウーラノスへのお願い
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ガイアはアルフダンジョンに再度通信を試みたが、反応がなかった。そのため、ベッタダンジョンにいるグリフォンのウーラノスに連絡を取った。
「久しぶりだな、マスター」
「ウーラノス! いきなりで悪いんだけど緊急事態だ!」
「そんなに慌ててどうしたんだ?」
「今すぐ、アルフダンジョンに向かってほしい! 襲撃を受けているらしいんだ!」
「またあいつらを助けるのか。・・・まあ暇だから良いけどな」
「頼んだぞ!」
アルフダンジョンへは王都から向かうよりもベッタダンジョンからの方が近いので、ウーラノスに任せることにした。
ガイアはこれからの予定を立て直す。
「先にアルフダンジョンに向かおう。管理体制を考えるのはその後だ」
「わかった。・・・それと」
「なんだ?」
「マスターには関係ないことだが、ギルドのことはどうする?」
「・・・確かにな」
今回の首謀者であるグレットは、ガイア達の活躍によって消滅。ギルド本部内にはグレットの呪いによって動いていた人が大半だったため、ギルドとして機能していなかった。
「エリザベス様達に相談するしかないけど、そんな時間ないしな…」
「では、マスター」
「何かいい案でもあるのか?」
「我がグランドマスターになるのはどうだ?」
「え…!?」
ガイアは驚きのあまり、王城に向かう歩みを止めてしまった。
「だから、我がギルドのトップになるんだよ」
「そ、そんなこと、できるのか?」
「我はオリジンヴァンパイア。任せろ」
オリジンヴァンパイアとはその場で別れた。ガイアはユキの元に、オリジンヴァンパイアはギルド本部に向かった。
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