レベルアップと【強制解放】
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ガイアがグレットを倒そうと意気込んでいると、脳内にアナウンスが聞こえてきた。
ーー管理者統括確認。オメガダンジョンの管理を行いますか。
そうか。ギガントがオメガダンジョンの管理者だったけど、ヘルマンが倒して配下にしたから管理できるようになったのか。
もしかしてガーマダンジョンも…?
とりあえず返事をしよう。
・・・YES
ーー承諾確認。ダンジョン管理者統括ガイアにオメガダンジョンの管理を委任します。
ーーダンジョンの部屋数増加により、ダンジョンレベルが上がります。ダンジョンレベル5。
よし! レベル上がった。何が出来るようになったかな?
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種族:ヒューマン(ダンジョン管理者統括)(冒険者)
名前:ガイア
スキル:【カードパック】【鑑定】【剣術】【炎付与】【断魔】【身体低強化】
管理ダンジョン:アルフ、ベッタ、ガーマ、オメガ
ダンジョンレベル:5
保有ポイント:13659pt
冒険者レベル4
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ポイント交換
1パック……1500pt
SSR以上確定パック……6000pt
1デッキ…15000pt
メガデッキ……30000pt
部屋……4000pt
部屋拡大……2400pt
配置変更……2400pt
綺麗な風呂……3000pt
綺麗な大浴場……8000pt
綺麗な寝室……3000pt
銀の宝箱……5000pt
ポイント交換についてはまた後で考えよう。今は戦いに集中だ。
「ヘルマン! ギガントも戦わせられるか?」
「少し難しいかもしれんのぉ。ゾンビとはいえ、まだダメージは残っとるから」
「分かった。じゃあジャイアントキングゾンビを頼む」
「うむ」
ヘルマンは【魔物収納】で少しの間休ませていたジャイアントキングゾンビを出し、戦闘体制を整える。
「我も本気で行くからな」
「頼んだよ。オリジンヴァンパイア」
ガイアに頷いて返事をするとオリジンヴァンパイアは【身体超強化】を使い、仕切り直す。
舐めているのか、体制が整うまで待っていたグレットが声をかける。
「準備はできたか?」
「ああ」
「では再開だ」
まずジャイアントキングゾンビが【地震】でフリシアとキャロルの体を崩す。そこへオリジンヴァンパイアが殴りに行く。
「とりあえず大人しくしてもらう!」
しかし、間に【瞬間移動】で移動したグレットが防ぐ。
「甘かったな」
すかさず、キングゾンビは【腐食付与】された岩をフリシアとキャロルに向けて投げる。
「…」
しかし、これはフリシアの【氷壁】によって塞がれた。さらに、キャロルが【分身】を使いジャイアントキングゾンビとオリジンヴァンパイアに双剣で攻撃を仕掛ける。
「くっ…」
オリジンヴァンパイアはグレットと硬直状態だったが、背後からキャロルが来たため一旦引いた。ジャイアントキングゾンビはキャロルの速さに反応できず、数箇所切り傷ができたが巨体のため大してダメージは入らなかった。
「【蝙蝠化】」
オリジンヴァンパイアは小さな蝙蝠になり、相手に突進することにした。
「またそれか。学習しないな。【落雷】」
「学習はしているさ」
ダンジョン上部に黒い雲が発生し始めると、オリジンヴァンパイアは半分ほどの蝙蝠をジャイアントキングゾンビ向かわせる。他はグレット、フリシア、キャロルに【瞬歩】で突撃した。その攻撃にグレットは焦る。
「しまった…!」
グレット、フリシア、キャロル、ジャイアントキングゾンビの元に雷が落ちたのだ。ジャイアントキングゾンビは投擲で雷に大岩をぶつけたため、雷に当たることはなかった。しかし他3人は急なことで対処ができず、雷を受けてしまった。
「おのれ…。ヴァンパイア風情が調子に乗りやがって…。だがお前も無傷ではない」
3人の近くにいた蝙蝠化したオリジンヴァンパイアには、雷のダメージが入ったがジャイアントキングゾンビのところに蝙蝠を残していたので大ダメージは入っていなかった。
フリシアとキャロルは強い衝撃に耐えられず、気絶してしまった。それを心配したガイアはオリジンヴァンパイアに確認をする。
「フリシアさんとキャロルさんは死んでないよね?」
「ああ。まだ生命力を感じる」
「良かった…」
その会話を聞いていたグレットは激情する。
「何が良かっただ! 全く、使えない奴らだ…。こうなれば仕方ない。死ぬまで役に立ってもらおう。【強制解放】!」
グレットは、スキルをフリシアとキャロルに使った。すると、2人は苦しそうな顔をしながら立ち上がった。その様子を見て、ガイアは声を上げる。
「何をしたんだ!」
「普段スキルなどの力をつかときは、無意識に自分で制限をかけているんだよ。なぜかと言うとな、そうしないと死んでしまうからだ。だが【強制解放】を使ってやると、無意識の制限を無くした力を使わせることが出来るんだよ」
「そんなことしたら、2人は…!」
「そうだよ。死ぬよ」
「お前!」
「さあ…。死ぬまで働け!」
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