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雷王、大いに懊悩す~ラスボス魔王、使命を果たして元の世界に戻りたくない異世界転移チート勇者によって全力で延命させられるの巻~

作者:朽縄咲良
【HJ小説大賞2021後期2次選考進出作品】
【第12回ネット小説大賞一次選考通過作品】

 ――「要するに、アンタには死なれちゃ困るんだよ。俺が、この異世界で幸せな一生を送って、天寿を全うするまで、な」

 魔族を統べる魔王イラ・ギャレマスは、自身の城へと攻め込んできた“伝説の四勇士”の三人、ジェレミィア・ファミィ・エラルティスを、その圧倒的な力を以て圧倒する。
 残るは、黒髪黒目の冴えない男――シュータ・ナカムラのみ。
 だが……シュータは、魔法陣で三人の仲間を魔王城の遥か彼方へと吹っ飛ばし、ただひとりで魔王と対峙する。

 ――そして、20分後。不様に大理石の床に這いつくばっていたのは、魔王ギャレマスの方だった。
 シュータの繰り出す圧倒的なチート攻撃の前に為す術もないギャレマスは、自身の敗北と迫りくる死を覚悟するが、そんな彼に対し、シュータは不敵な笑みを浮かべながら、意外な提案を持ちかけるのだった――。

「なぁ、魔王。ここはひとつ、手を組もうぜ……!」

*ノベルアッププラスにも、同作品を掲載しております。
*ツギクルにて、外部サイト登録しました。
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エピソード 401 ~ 423 を表示中
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