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第七十九話


「そうだ、水口さん。悪いがステータスを見せてくれ。君の能力を知っておきたい」


 今後、戦闘で指示を出すなら彼女のことも知っておかなければならない。水口さんは無言で頷くとステータス画面を表示した。


名前:水口ルイ Lv24 種族:人間(女) 職業:影騎士 役割ロール:バッファー


 HP:400/400

 MP:450/450

 SP:70/70

 力:55P

 魔力:33P

 敏捷:64P

 耐久力:45P

 器用さ:13P

 魔法:プロテクトLv3:9P エンタープロテクトLv3:9P

    アジェリエンターLv3:9P エンターアジェリエンターLv3:9P

 スキル:ダークスティンガーLv2:16P

 装備

 武器:氷焔の双剣:力+25P 火属性+水属性攻撃30%UP

 防具:頭防具:シアーサークレット:耐久力+10P 敏捷+30P

    胴防具:アルミナアーマー:耐久力+20P 敏捷+30P       

    手防具:ショックアーム:耐久力+10P 力+20 器用さ+10

    脚防具:ドラゴントラウザー:耐久力+10P 魔力+10P

    アクセサリー:スキルブレスレッド:スキル攻撃+10P

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 特徴:状態強化魔法に攻撃力アップのバフ(+70%)を付与


 よし、画面を一度に全表示すれば武器・防具のポイントをステータスに反映させた状態で表示くれる。これならわかりやすいな。うん、これはなかなかだな。レベルはエリノルさんと同じで強さも同じぐらいだな。


「ありがとう。参考にさせてもらうよ」


 僕は水口さんにお礼を言うと彼女は黙って画面を閉じ、先に進んだ。


 なるほど…… これは仲間パーティー内でも分散させて戦った方がいいな。僕はチラッと水口さんとエリノルさんを交互に見た。


 本人たちには言いにくいが、正直、この二人は相性が悪い…… エリノルさんは性格だろうが人の顔色を伺う癖がある。だから相手がどうやって戦うか見ながら動いてるのだろう。それに対して水口さんはほとんど感情を表に出さない。


 これではまずい。二人を一緒に戦わせるのは水と油を混ぜるようなもんだ。


 やはり、今まで戦ってきた者同士、マリー王女と水口さんでコンビを組ませた方がいいな。この二人は上手くいってるのは、マリー王女がガサツで人の顔色など全く気にしないタイプだろうな。


 まあ、こんな事を本人に言ったら殺されそうだが……


 あと、エリノルさんは僕と姫野さんのコンビと一緒に戦って貰おう。


 僕が前世でサリウスだった頃はいろんな人種や性格の者と仲間パーティーを組んだ。それこそエルフや亜人、魔物とも組んだことがある。その経験のおかげで僕なら誰と組んでも上手くやる自信がある。


 よし、これでいこう。とりあえず今後の戦い方の方針が決まると早速、魔物が現れた。


「来たよ!オークとウィザードだ!」


 マリー王女が叫んだ。僕は剣を構えながら作戦を考える。


 オークが二匹とウィザードが四匹か…… どっちも手強いが…… さて、どうするか……


 僕が頭のフル回転させてると、ウィザードが僕らが身構えるよりも先に魔法を放った。


「まずい! みんな避けろ!」


 しかし、時すでに遅かった。魔法はエリノルさんに直撃した。


「エリノルさん?」


 魔法が直撃したにもかかわずエリノルさんはピクリとも動かない。それを不思議に思った姫野さんがエリノルさんに近づき声をかけた。


 それを見て僕は叫んだ。


「姫野さん。だめだ。そこから離れて!」


 だか、それも時すでに遅い。姫野さんがエリノルさんの肩に手を置くと彼女が振り返る。


「きゃ!ど、どうしたの? エリノルさん!」


 振り向いてエリノルさんの目は真っ白になっていた。


「ウィザードが放った魔法は『コンフス』という対象者を混乱させる魔法だ! 今のエリノルさんは味方が敵に見えているんだ。危ない逃げろ!」


 僕が急いで姫野さんの元へと走る。しかしエリノルさんは剣を抜きそれを振り上げると姫野さんに向かって思いっきり振り下ろす。


 僕は走りながら叫んだ。


「やめろーーーー!!」


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